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09月02日-02号

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  1. 村山市議会 2020-09-02
    09月02日-02号


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    令和 2年  9月 定例会(第6回)議事日程第2号     令和2年9月2日(水曜日) 午前10時開議日程第1 一般質問(散会)-----------------------------------          本日の会議に付した事件議事日程第2号に同じ-----------------------------------          ●出欠席議員氏名出席議員(16名)  1番  小山大地議員      2番  吉田 創議員  3番  高橋卯任議員      4番  阿部正任議員  5番  細矢清隆議員      6番  田中正信議員  7番  犬飼 司議員      8番  矢萩浩次議員  9番  高橋菜穂子議員    10番  結城 正議員 11番  菊池貞好議員     12番  中里芳之議員 13番  秋葉新一議員     14番  海老名幸司議員 15番  石澤祐一議員     16番  大山正弘議員欠席議員(なし)-----------------------------------          説明のため出席した者の職氏名 市長        志布隆夫   副市長       高橋政則 教育委員会教育長  菊地和郎   代表監査委員    古瀬忠昭 選挙管理委員会委員長       農業委員会会長   青柳 篤           佐藤 毅 総務課長併選挙管理委員会事務局長 政策推進課長    原田和浩           柴田 明 財政課長      宮古 浩   市民環境課長    大戸忠行 税務課長      松田充弘   保健課長      高橋准一 福祉課長      小玉 裕   子育て支援課長   片桐正則 農林課長      板垣 晃   商工観光課長    柴田 浩 建設課長      柴田 敏   会計管理者     斎藤昭彦 水道課長      櫻井秀一   消防長       奥山 高 消防署長      早坂弥美   教育委員会学校教育課長                            片桐 隆 教育委員会学校教育課教育指導室長 教育委員会生涯学習課長           延沢教之             井澤豊隆 教育委員会東京オリ・パラ交流課長 農業委員会事務局長 軽部真也           西塚 仁 監査委員事務局長  三澤智之-----------------------------------          事務局職員出席者職氏名 事務局長      齋藤 武   議事調査主査    高橋大心 庶務係長      高橋留美   議事調査係長    齊藤文彦-----------------------------------                            午前10時開議          一般質問発言通告表                       令和2年9月市議会定例会発言順質問者質問事項質問の要旨答弁を求める者15番 細矢清隆 (一問一答)1 介護保険制度について1 第7期介護保険事業計画が令和3年3月末で終了するが、総括と課題について第8期介護保険事業計画にどのように反映させるか伺う (1) 介護職の人材確保と育成について (2) 介護職の賃金改善施策について 2 老老介護に対して行政の「おせっかい」が重要と思うが、利用者の申請に限らずサービスを必要とする人を探し出して、積極的に介入してほしい (1) 「介護110番」という救急対応の仕組みを提案したい市長 関係課長2 指定管理者制度について1 指定管理者のもとで働く労働者の賃金、労働条件、サービス等の現状と課題について 2 多くの施設が指定期間は3年ないし5年であるが、施設の適切、安定的な運営が要請されていることから、指定期間についてはより長期的な期間を指定すべきではないか22番 吉田 創 (一問一答)1 豪雨災害の対応について1 7月28日の豪雨で県道大久保村山停車場線が冠水により通行止めとなった 県道大久保村山停車場線は東と西を結ぶ大事な道路である (1) 今回の冠水をどう捉えているか、また今後の対策を伺う (2) 災害対応の拠点である、消防署・市役所が浸水した場合について市長 消防長 関係課長2 駅西開発と新道の駅整備構想について1 高速道路の進捗状況について 2 バラ回廊ロードの道路部分と回廊部分の進捗状況について 3 駅西エリア開発の方針と現状について 4 新道の駅の整備方針について3 楯岡高校跡地利活用について1 基本設計について 2 体育館とグラウンドの利用構想について 3 災害時の物流拠点について
    4 周辺道路の整備について310番 結城 正 (一問一答)1 7月豪雨の被害状況と今後の復旧・治水対策・河川整備について1 7月中旬から下旬にかけ県内を襲った記録的大雨は、村山市内にも被害をもたらしたが、被害状況と今後の対策について伺う (1) 市内の被害状況と被害額について  ① 建物関係  ② 道路・河川関係  ③ 農林水産業関係 2 早期復旧に向けた取組みについて 3 大旦川地域の総合的な治水対策と最上川上流河川整備の推進について市長 関係課長2 農業委員会委員の選任について1 7月に農業委員会委員が選任されたが、委員の選任についての問い合せ内容と、次回の選任方法についてどう考えているのか伺う (1) 農業委員会としての回答内容について (2) 次回の農業委員会委員の選任に対する考え方について44番 阿部正任 (一問一答)1 高齢者の買い物などの外出支援について1 高齢者のみの世帯が増え運転免許の返納と共に通院や買い物の外出が不自由になる人がますます増えて来ると思われる その支援が必要と考えるがどうか (1) 市営バスの運行状況について (2) デマンドタクシー、かーうー号の活用状況について (3) 移動販売車の活用について市長 関係課長2 楯岡高校跡地利活用の課題について1 楯岡高校跡地利活用基本構想は動き出したが、幅広い年齢層の人々に集ってもらいたいと考える (1) 子ども、若者が利用する施設整備について (2) 高齢者が集う施設整備について511番 菊池貞好 (一問一答)1 ゴミ問題について1 ゴミによる自然環境への影響はどの様に考えているのか (1) 食品ロス削減の推進について (2) 不法投棄及びポイ捨ての現状と対策について (3) 災害ゴミの現状と今後の取組みについて市長 関係課長2 楯岡高校跡地利活用について1 楯岡高校跡地利活用は第5次村山市総合計画の重要課題に位置付けられている その経済効果や中心市街地の活性化についてどの様な取組みを考えていくのか (1) 利活用施設における行政と民間の役割について (2) 楯岡商店街再生に向けた取組みについて (3) 災害時の避難所としての活用について67番 犬飼 司 (一問一答)1 国土強靭化計画について1 7月の豪雨でこれまでにない被害が発生し、国土強靭化計画、防災計画の重要性を、改めて感じたところである (1) 国土強靭化計画作成は今年度完成予定だが進捗はどうか (2) 7月豪雨の経験を踏まえ、新たに計画に入れるべきことは (3) 家屋への浸水を食い止める側溝増設及び改修の検討について (4) 国土強靭化計画における年次計画の策定について市長 関係課長2 河西エリアの今後の在り方について1 市内の中でも人口減少、少子高齢化、空き家の増加、商店減少が進む河西エリアの今後について伺う (1) 河西エリアの今後の在り方をどう考えているのか (2) 総合計画から見る河西エリア (3) 買い物事情について76番 田中正信 (一問一答)1 「村山市公共施設等総合管理計画」について1 市役所の施設の現状について伺う (1) 更新に係る費用の予測はどうか (2) 人口減少が深刻な中、現有の全ての施設を維持していくことは難しいのではないか 2 市所有の施設は、市民の理解と協力こそ肝要である 市民に情報を提供し、一丸となり“耐えるべきは耐え凌ぎ”財政の健全化に取組むべきではないか市長 教育長 関係課長2 芸術・文化活動について1 「雛まつり」を核とし、市内のサークル団体や芸術文化団体が参加のもと、村山市の一大「春まつり」にしようではないか 2 秋の芸術祭を短縮し、盛り上がりを期すと共に市民会館の有効利用をはかるべきではないか 3 コロナ禍における芸術・文化活動についてどう考えるか3 市職員のコンプライアンスについて1 全国的に、公務員の不祥事が相次いでいるが、村山市職員に対する管理体制はどうか 2 他自治体で、建築工事等にかかる不正が発生し大きな事件が起きたが、当市の入札制度は公正な入札が保持される仕組みになっているか 又、公正な入札制度を徹底しながら、地元企業の育成の観点も見据えた制度が同時に行われる仕組みになっているか83番 高橋卯任 (一問一答)1 冠水・浸水対策について1 冠水や浸水により、被害や危険が生じる箇所は早急な対策が必要ではないか (1) 市内における冠水しやすい場所の把握について (2) 前出の場所への対策状況について市長 教育長 関係課長2 新型コロナウイルス感染症対策について1 経済支援と感染拡大防止クラスター発生防止)が課題と考えるがどうか (1) 市独自の緊急経済対策について  ① 地元応援商品券・お宿でゆったりプレミアム券の利用状況  ② 事業応援給付金緊急家賃支援金デリバリー等支援金雇用調整助成金申請支援補助金・徳内資金αの申込状況  ③ 農林業緊急支援対策補助金の状況 (2) 感染拡大防止クラスター発生防止)対策について  ① 市民への感染拡大防止周知状況(最近では家庭内クラスター発生の問題点も指摘されているので、新しいことや変更点等)  ② 市民事業所・飲食店の感染防止対策整備のための補助金申請状況  ③ 市内小中学校における対策状況  ④ 市庁舎における対策状況912番 中里芳之 (一問一答)1 7月豪雨災害について1 最上川の氾濫や内水被害について (1) 浸水の要因と今後の対応について、温暖化による気候変動を踏まえた対策が必要ではないか 2 避難所について (1) 福祉避難所について、設置状況、対象者の把握、住民への周知、介護員の配置等について (2) 「特定の避難者の専用の避難所」について (3) 避難所へのペット同行避難について市長 関係課長2 新型コロナウイルス感染症対策について3 PCR検査等の拡充について (1) 感染震源地の網羅的・大規模な検査の必要性について (2) 山形県のPCR検査等の状況について (3) 感染拡大にそなえたPCR検査等の拡充について101番 小山大地 (一問一答)1 情報通信技術の活用について1 災害発生時等において、市民の生命を守るために「迅速・正確」な情報を提供するのは行政の義務である 情報提供体制の現状と今後の動きを伺う 2 2020年度のホームページデザインリニューアル事業の進捗と今後の動きを伺う市長 関係課長2 農業委員会委員選出の基準について1 農業委員会委員選出に関し、国の定める要件を満たすのは当然である 選出基準の現状と今後の改善ポイントについて伺う3 市長公約について1 市長二期目の公約の進捗について伺う118番 矢萩浩次 (一問一答)1 7月豪雨災害への対応と取組みについて1 度重なる豪雨への対応、最上川及び支流内水の増水による冠水・浸水被害、更には7月の長雨による被害への対応と取組みについて伺う (1) 7月28日の豪雨による市道の冠水や、がけ崩れなどへの対応について (2) 河川の増水による冠水・浸水被害時の対応と、その後の被害支援策について (3) 長雨による被害を受けた農産物への対応について市長 消防長 関係課長129番 高橋菜穂子 (一問一答)1 地方創生推進交付金に係る事業について1 まち・ひと・しごと創生総合戦略の改訂年度となるが、これまでの取組みの総括と、次期計画について伺う (1) PDCAサイクルとKPI指標による評価について (2) 新計画の改訂の方針について (3) 新しい事業の構想について (4) 農業分野の取組みについて市長 農業委員会会長 関係課長2 新規就農者の支援について1 新規就農者にとって、農地の確保が課題であると考える (1) 下限面積の見直しについて 質問者欄の(一括)及び(一問一答)とは、次の質問方式の略称です。 (一括)……一括質問・一括答弁方式 (一問一答)……一括質問・一問一答方式 ○議長(大山正弘議員) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 出席議員は定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 本日の会議は、お手元に配付しております議事日程第2号によって進めることにいたします。----------------------------------- △日程第1 一般質問 ○議長 日程第1、一般質問を行います。 1回目の質問は登壇で行い、再質問は自席から行うことにいたします。 この際、私から特にお願いいたしますが、一問一答方式の場合は、趣旨に沿うようにして通告内容から逸脱しないよう、質問、答弁をお願いします。 また、会議における通告について、重複する内容が見受けられますので、議員並びに執行部におかれましては、質問、答弁とともに配慮くださるようお願いいたします。 それでは、順次質問を許します。-----------------------------------細矢清隆議員の質問 ○議長 5番 細矢清隆議員。   (5番 細矢清隆議員 登壇)
    ◆(細矢清隆議員) おはようございます。 5番 細矢清隆です。通告に従いまして質問をさせていただきます。 その前に一言。7月27日の豪雨災害に遭われた市民の方々に対し衷心よりお見舞いを申し上げます。一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。また市長を初め執行部の皆様、議長を初め議員の皆様方の健康管理に十分気をつけ、自己管理に徹していただきたいと思います。 それでは、質問いたします。 まず最初に、介護保険制度についてご質問を申し上げます。 家族で介護を抱え込まず社会全体で支える介護の社会化を目指す、そんな理念で始まった介護保険制度は20年を迎えました。費用の増大化、慢性的な人手不足、年間10万人の介護離職者など課題は山積しています。団塊の世代が75歳以上になり一層の高齢化が進む2025年が迫る中、サービスの維持はどのようになるのでしょうか。制度は定着する一方、本市の第1号被保険者サービス利用者は1,918名、内訳、要支援1・2、要介護1から5の7段階です。要支援1・2、要介護1の軽度者が43%、要介護2・3の軽中等度の人は34%、要介護4・5の重度者が22%の割合となっております。これは令和2年5月現在です。 また、給付費が平成28年度は24億円、令和2年度で約30億円と増加している現状でございます。 歴史を振り返れば、1989年、ゴールドプラン(高齢者保健福祉推進10カ年戦略)が策定され、1997年12月、介護保険法が成立され、2000年4月、介護保険施行が全国で制度が始まりました。2015年には軽度者向け要支援1・2サービスを市町村に移行いたしました。これは国の財政面を気にしてのことではないでしょうか。また特別養護老人ホームの新規入所者を原則要介護3以上にし、また一定所得以上の人の利用者負担を2割に引き上げ、また2018年に介護保険料が全国平均で5,869円になっております。 村山市の令和2年度の平均が5,300円、2025年には団塊の世代が全員75歳以上になり、認知症高齢者が推計で700万人になる、以上のような歴史をたどってきました。制度を守ることを優先して負担増とサービス切捨てを繰り返してきたのではないでしょうか。 介護現場の人手不足は深刻であり、2020年度は13万人不足、2025年には34万人不足とされております。また介護職は仕事の負担が重い割には賃金が低い、そして新規採用が難しい上、離職者率も高く、政府は段階的に賃金の引上げを実施してきたが、焼け石に水でしかないのではないでしょうか。 介護の社会化がうたわれながら、家族のために離職を選ぶ人は年間10万人にもなっております。高齢女性が介護していた夫を殺害した事件、介護を苦に自殺が20年前にまた戻ったように思われます。70歳代の人が90代の親の面倒を見るといった老老介護を痛感してまいりました。 以下、質問いたします。 1つ、第7期介護保険事業計画が令和3年3月末で終了するが、総括と課題について第8期介護保険事業計画にどのように反映するのかお伺いします。 1つ目、介護職の人材確保と育成について。 2つ目、介護職の賃金改善施策について。 老老介護の対しての行政のおせっかいが重要と思うが、利用者の申請に限らずサービスを必要とする人を探し出して積極的に介入してほしい。 介護110番という緊急対応の仕組みを提案します。 以下、自席で行います。よろしくお願いします。ありがとうございました。 ○議長 小玉福祉課長。 ◎福祉課長 ご質問いただいた件につきまして答弁させていただきます。 まず、第7期の介護計画の総括と課題というようなご質問でございました。第7期の計画につきましては3年間の計画期間で、今年度いっぱいで終了いたします。2年5か月経過という時点でありますけれども、現時点での内容につきましてご説明いたします。 保険の主な視点としましては、高齢者の数及び認定者の数、それに伴う介護保険料の給付費の金額、こちらが主な要点、ポイントとなると思っております。 高齢者数と認定者につきましては、細い人数カウントでは若干減少というデータがございますが、3年間トータルで見ますと、ほぼ計画どおりの流れをたどっております。横ばい状態にあります。 一方、介護保険給付費につきましては増加傾向にございますが、当初見込んだ増加の幅よりも実質増加幅が計画の半分程度というようなことで経過をたどっております。 第7期計画の総括でございますが、まず成果という点で3点ほどお話ししたいと思いますが、まず1点目が介護給付費の適正化という視点でございますけれども、介護保険の計画上、介護給付サービスが適正に行われているかどうかというような内容を点検することになっております。 その点検につきましては、計画に沿った点検ができておりまして、実地主導による点検及び会議による内容の点検、こちらによりまして、その人が真に必要とされているサービスがきっちり行われているかどうかの点検を行ってございます。 成果の2番目としましては、介護予防・重度化防止の取組という視点になります。 市のほうでは運動教室などを行っておりますけれども、特にはつらつ脳力教室、介護予防事業になりますけれども、こちらに頭の健康チェックというものを導入して行ってみました。こちらはエーザイほか医師会などと連携協定を結んでいる認知症の地域づくりという視点の取組を受けて初めて導入したものです。こちらについても参加者から効果があるというような内容のデータもいただいておりますので、今後この取組をまた点検いたしまして、次期計画においてもさらに必要な取組を進めてまいりたいというふうに考えております。 成果の3つ目でございますけれども、住み慣れた地域で生活が継続できるような取組というようなことで、在宅医療・介護の連携推進事業というようなことを取り組んでおります。 こちらは医師会とか病院あるいは介護事業所などと関係者で連携しまして、北村山地域における入退院の支援の手引き、事務取扱上のルール、これとあとは北村山地域における救急医療情報シートというようなものを策定しまして、介護サービスのルールづくり、共通ルールを作成し、在宅においても病院においても介護施設、これらの間の移動などについても共通したルールでスムーズにサービスが提供できるような体制づくりを行っております。 次に、7期計画の課題という点でございますけれども、まず1点目が、先ほど議員からのご提案ありました介護従事者についてでございます。 人材確保という面で、全国的に人材不足ということで状況が発生しておりますが、本市におきましても市内の事業所のご意見を伺いますと、人材が不足しているという声が聞かれます。当然、事業所においては、それぞれ人員基準、配置基準がございまして、それを満たして運営しているわけでありますけれども、介護の量または介護の質、こちらがだんだん上がってきていると。ここに対するサービスを十分に行うという点では、その人員配置基準のみでは十分に行えないという実態もあるようなので、今後もっと人材が必要だというような状況が発生しているようでございます。 こちらにつきましては、市単独でなかなか効果的な取組が難しいという点もありまして、国・県など関係機関の連携した取組が必要であるというふうに考えております。 もう1点、課題につきましては待機者の問題でございます。 入所関係の関係者で自宅待機関係で約50名前後の待機者が現在いるというようなことで、こちらも計画で推定したとおりの状況を示しておりますけれども、計画の中では計画期間中に施設整備などによって待機者が若干減少するというような計画を立てておりましたが、施設整備につきましてはまだ実現に至っておりませんので、この待機者の解消にはまだ至っていないというようなことになってございます。 最後に、賃金改善関係ですけれども、こちらにつきましても先ほど議員がご説明のとおり、国のほうで処遇改善加算というようなことで、介護職の賃金を上げるためのダイレクトな政策を実施しております。市内の事業所においても、ほとんどの事業所が採用して賃金改善の対策を行っているところです。 さらには、特定処遇改善加算ということで、新たな加算というような施策も加わりまして、現在賃金アップを目指して取り組んでいるというような状況にあります。賃金を上げることによりまして従業者の離職防止、これによって人材を確保していこうというような対策になっております。 最後に、第8期、次の計画の策定に向けてというようなことで、以上の7期の振り返り検証を見た上で8期の計画を策定することになりますけれども、まだ3年間過ぎておりませんが、今後具体的な検証に入りますが、現時点では3点ほど注意すべき点があるのかなというふうなことで考えております。 まず1点目、介護予防の視点での地域づくりというような点であります。 先ほどの成果にも触れましたけれども、介護予防に力を入れることによって介護者重度化を防ぐというような点がありますので、現在行っている通いの場の充実などによる予防を進めていきたいということ、あともう一つ、認知症施策の対策をさらに進めていきたいというようなところでございます。 2点目について、地域包括ケアシステムというようなことで、国のほうで数年前から取組が強化されておりますが、在宅、住まい、あとは医療、介護、あとは生活の支援とか介護予防の取組、これらを連携して一体的に進められるような環境整備というようなことを進める必要があるというふうに考えております。 あと、先ほど申し上げた介護と医療の連携、こちらについても引き続き行ってまいります。 3点目、介護現場における人材の確保でございます。 議員ご指摘のとおり、人材の確保はなかなか難しいというようなことで、国・県におきましても各種取組が進められておりますが、その一つとしては介護分野への元気高齢者の参入というようなことで、介護人材の裾野を広げるという取組も進められております。そのほか介護現場の業務改善は当然ですが、ロボットやICTを活用して事務の生産性の向上を図ることにより、介護職の個人個人への負担の軽減を図っていくというような取組によって離職防止につなげていきたいというようなことで考えています。これらの取組を8期の計画の中にも盛り込んで取り組んでいきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長 5番 細矢清隆議員。 ◆(細矢清隆議員) 今、課長のほうから、るるご説明ありまして、なるほどなというふうに考えたところです。まず成果としましては3点を挙げられたようですけれども、また課題についても多大なる課題が残っているなというふうに思ったところです。そして第8期に3点について網羅していくということであります。 それで、まず私から質問したいのは、介護保険の給付実績についてお伺いしたいと思います。介護給付年間のサービス利用料、委託サービスと地域密着型サービスで利用料が伸びているのはどんなサービスか、利用料が伸び悩んでいるのはどういうサービスなんでしょうか。予防給付についても同じことをお願いしたいという、まずこの2点お願いいたします。 ○議長 小玉福祉課長。 ◎福祉課長 給付状況についてのご質問でありますけれども、まず給付が伸びている分野で申し上げますと、地域密着型の介護サービスが伸びを示しております。地域密着型といいますのは、小規模な事業規模で地域の方の利用に特定して行っているサービスです。ですので村山市民のみが利用できるというサービスになりますが、入所施設と通所施設いろいろありますが、地域密着型については伸びを示しているというような状況にあります。 一方、利用が伸びていない部分でありますけれども、一つが訪問系のサービスになります。訪問介護サービスあるいは訪問入浴介護、こちらのサービスが年々減少傾向を示している状況にあります。あとは通所サービスの中でも通所介護、こちらについても若干減少ということになりますので、総体的に見れば訪問系のサービスが減少傾向にあって、入所施設、特別養護老人ホームとか定員を満たしてずっと同じ定員でいきますが、給付の額については若干伸びを示しているというような状況にあります。 以上です。 ○議長 5番 細矢清隆議員。 ◆(細矢清隆議員) 分かりました。いずれにしても地域密着型サービスが今非常に伸びているということを確認したところでございます。しかし通所型のサービスがだんだん減っているということなんでありますけれども、通所型のサービスも非常に大事なサービスじゃないかというふうに思われます。なぜならば後でもちょっと質問あるんですけれども、包括センターというのが今すばらしい機能を持っているというふうに思います。その包括センターの中で、今インバウンドが主にメインになっているのではないかというふうに私は思われます。そうじゃなくて、これからはアウトバウンドも積極的に行って、老老介護等がなくなるような仕組み、方策をぜひつくっていただければというふうに思っているところです。 次ですけれども、介護サービスの現状について給付費についてちょっとお伺いしたいと思います。 地域密着型サービスは、平成14年4月から制定されたものですけれども、原則としてそこに移住する市町村の住民が利用するサービスと聞いております。先ほどもお話ありましたが。高齢者が重度の介護状態になっても、可能な限り住み慣れた自宅や地域で生活を継続できるようにするために、身近に市町村で提供できるようにしておるということです。ましてや第7期に地域密着型介護福祉施設、要するに小規模特養の整備を進め、特養等の入居待機者の解消が図られたのかという質問なんですけれども、先ほど50人ほど待機者がいるということでありますが、これはゼロにはならないのでしょうか。例えば需要の多い小規模多機能型委託介護施設の促進を大いに諮るべきではないのかなというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長 小玉福祉課長。 ◎福祉課長 待機者の解消のご質問でございましたが、待機者を解消するためには入所できる施設を造るというような物理的な話になりますけれども、それがかなわずに、ずっと50名程度の待機が引き継がれているということになっておりますが、入所だけではなくて、先ほど議員からもあったとおり通所でのサービス、こちらを使い、あるいは短期のショートステイなども併用することによって一定期間のサービスの給付は可能であると考えております。 ただ、要介護度がだんだん重度化してきますと、ずっと入所して専門に見ていかなければならない状態になってきますので、そういった場合はやはり市内で受入れがない場合は近隣の市町村の施設を活用いただくというようなことにもならざるを得ない状況であるのかなと思います。 先ほどご指摘の施設整備につきましては、市としましても施設整備をしていただきたいというのが本音でございますが、設置者はあくまでも事業者でありまして、事業者としましては、施設整備について今課題として捉えているのが、先ほど来話ありました人材の確保、あとは長期的な安定運営ができるかどうか、この点が非常に大きく見ているポイントではないかと思います。 人材の確保につきましては、なかなか進まないというのが現状でありまして、募集を出してもすぐには見当たらないという状況も見てとれますし、長期的に安定的に運営が可能かという点におきましても、先ほど最初に説明いたしましたが高齢者の数、あとは要介護の認定者の数、サービス受給者の数、これが何年間どの程度で進むかという推計がちょっと明らかにできていないというようなところが一番のネックかなというふうに思います。 先ほど議員からもありましたとおり、2025年には団塊の世代が75歳以上に達するというようなことで、その辺が一つのピークではないかというふうな国の推計もございますが、ではその先どうなるんだというようなことで、総体人口が減って高齢化率は上がりますが、サービスを受ける方、高齢者が数としては減っていくのではないかというようなことになれば、今施設を整備すると、あと何年後に経営がどうなっていくかというところを非常に気にしているポイントではないかと思います。その辺が解決すれば施設整備も進むのではないかと期待はしますが、現時点ではそこの課題が重くのしかかっているというような状況にあります。 以上です。 ○議長 5番 細矢清隆議員。 ◆(細矢清隆議員) 今、施設関係のお話がありましたけれども、私も2025年、団塊の世代が75歳になるということなんで、これから施設を整備をしていかなければ足りなくなるのではないかなというふうに私は思ったんですけれども、今、課長の説明からすれば、果たしてピークが過ぎてからの施設がどうなるかという考えいたしますれば、これはいかがなもんでしょうかなというふうに、今説明で考えが変わりました。それは課長の言うとおりだなというふうに思ったところです。 それからもう一つ、地域包括支援センターなんでありますけれども、私は最初に質問しました老老介護等々も関係するわけですけれども、ぜひこの地域包括支援センターを有意義に使っていただいて、いろんな場面、いろんなところ、いろんなものがそこで電話で応対で解決できるようになっているようでございます。市民の方もこれを知っていれば何でも相談できる、そこに電話をすれば皆教えてもらえる、人権擁護もあるということで、これこそ私は村山市民の宝じゃないかなというふうに思ったところでございます。 しかしながら、連絡用電話番号がフリーダイヤルじゃないんですね。ぜひフリーダイヤルにしていただいて、着信課金にしていただいて、もっともっと利便性を高めていただけたら最高ではないのかなというふうに思っているところです。大いに期待するところだと私は考えます。これに答弁は必要ありません。 あと、人材確保と育成なんでありますが、現場の人手不足も深刻ではあるんですけれども、開所をするにはサービスの質を落とさないように、そして効率化する知恵が求められるのではないかなというふうに思うところであります。 私は、手段として今後は外国人労働者の力が欠かせないのではないかなというふうに思ったところです。社会的な地位をしっかり位置づけて地域社会に溶け込めるようにすべきではないのかなというふうに思います。ぜひ外国人労働者も受け入れる体制があれば受け入れていただきたいなというふうに思います。 また、県の福祉人材センターが初の試みで介護職の復帰を支援するというふうに新聞でも載っていますけれども、これも大いに期待できるのではないでしょうか、ぜひ試みていただきたいなというふうに思います。 以上、人材確保と育成について今話したけれども、外国人労働者の件はいかがなもんでしょうか。 ○議長 小玉福祉課長。 ◎福祉課長 人材確保の点でご提案いただきました。 実際に現在取り組まれている施策としては、国のほうで目指しているところが5点ございます。繰り返しになるかもしれませんが、1点目が職員の処遇改善、こちらが柱です。2点目が多様な人材の確保と育成というようなことで、先ほど申し上げた高齢者、元気な高齢者あたりの裾野拡大なども含まれています。3点目に離職防止と定着促進。こちらが介護ロボットとかICTの活用、あとはキャリアアップ、資格を取得してリーダー的存在をつくっていくというような点。4番目に介護職の魅力向上というようなことで、介護職の情報発信、これらを踏まえて参加、参入していただくという取組。若者層、あと子育てを終えた層、あとはアクティブシニア層ということで元気な高齢者層と、この3点をポイントに国のほうで情報発信をして、何らかの形で関連性を持っていきたいというふうな取組をやっております。あと最後に5点目ですが、先ほど議員から提案ありましたように、外国人材の受入れ環境の整備ということを取り組んでいるところです。ただ、こちらは、まだ地方のほうにはあまり積極的な取組の事例が見られておりませんが、山形県においても外国人の受入れということが実際事例としてあるようですので、今後、市内の事業所の方々がこのような要望があるかも含めまして、協議会などで取り上げて話を進めていきたいというふうに考えております。 また、議員からご紹介あった県の福祉人材センターの取組ですが、県内で4か所で講座を開いて、離職した人材をまた現場に取り戻そうというような取組が9月から行われるというようなこともありますので、こういった県の事業とも市町村で連携をして、各事業所とつないで取組につなげていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長 5番 細矢清隆議員。 ◆(細矢清隆議員) 今、課長のほうから詳しく説明がありましたんで非常に安心しているところであります。しかしながら国が進めている3点の事業については、幾ら国が声を張り上げて、いい施策だと思っても、私は一番手っ取り早いのは賃金じゃないかなというふうに思っているところであります。賃金が安いから国にいろいろとるる言っても、ついてはこない。やっぱり賃金がそれなりの賃金であれば、私はそれなりの人材が確保できるのではないかなというふうに思うところであります。 次に、賃金の改善でありますけれども、よく言われる仕事に見合った賃金が前提であるというのは、これは基本だと思います。そして長期的な視野で考えるべきではないのかなというふうに思います。 例えば、また私が変なことを言うんですけれども、保険料を納める被保険者は第2号被保険者については現在40歳以上から65歳までですが、これを20歳に引き下げて障害者福祉と統合して国民全体で介護保険を支えるような仕組みはできないものでしょうか。しかし恐らく反対も相当あろうかとは思いますけれども、段階的に始めるなど合意形成を何とかしてもっていけないものなんでしょうかというふうに私は考えるんですけれども、いかがなもんでしょうか。 ○議長 小玉福祉課長。 ◎福祉課長 ただいまの提案でございますが、支えてくださる方の数がいっぱいいればいるほど負担が軽減されて、また財源確保にも有効だということは間違いないと思いますが、介護保険の制度設計の話でございますので、こちらについては先ほどから話あったとおり、介護保険スタートから20年を経過して今後どうやっていくかということを県でも議論されているというふうに伺っておりますので、その中で国としては現在の一番の問題が財源と人材だというような捉え方もしているようですので、今後その辺がポイントとなって、今後も介護制度を継続をしていくためにはどういう制度改革が必要かということが議論されると思われますので、その議論を注視してまいりたいと思います。 ○議長 5番 細矢清隆議員。 ◆(細矢清隆議員) 分かりました。今後とも数が多ければ確かにいいことなんでしょうけれども、国としても財源と人材に今大変悩んでいるということなんで、この辺もぜひしっかりと私どもも認識しなければならないのかなというふうに思っているところです。 それでは、総体的に私思うんでありますが、20年間の改正を振り返り、制度が複雑化したため利用者に分かりにくくなっている現状、実施主体である市町村にも負担が大きくかかっているのではないかというふうに思っているわけです。制度をもっともっとシンプルにする気はないのか、また住民も行政に頼り切るのではなくて、みんなで地域でどう老いるかを話し合うことも必要だろうと私は思います。市長の見解をお伺いしたいと思います。 ○議長 志布市長。 ◎市長 そのとおりですね。ただ必要な方は地域の人とか民生委員とか、いろんな網をかぶせていますので、自然とと言うとちょっと変でありますけれども、本当に必要とする方についてはいろんなところから声がかかって、そういう意味ではある程度整備になっているんではないかなと、必要な人には必要ないろんなことが行っているんではないかというふうに思っています。 ただ、これからも増えることは間違いありませんから、今後とも国・県とも一緒にしながら、より効率のいい、しかも市民にいいような制度になっていくように努力をしてまいりたいと思います。 ○議長 5番 細矢清隆議員。 ◆(細矢清隆議員) 分かりました。ひとつよろしくお願いしたいというふうに思います。 それでは、次に移りたいと思います。 まず1点目ですけれども、指定管理者制度についてお伺いいたします。 地方自治法の一部を改正する法律が平成15年、2003年6月6日に成立されました。同月13日に公布されたところであります。改正により、多様化する住民ニーズに、より効果的、効率的に対応するため、公の施設の管理に民間の能力を活用し住民サービスの向上を図るとともに、経費の削減を目的とする指定管理者制度が導入されることになりました。目的として3つ挙げられるのではないでしょうか。 1つ、民間事業者の活力を利用し住民サービスの向上、2つ目、施設管理における費用対効果の向上、3つ目、管理主体の選定手続の透明化だと私は考えます。 メリットとしては、コスト削減効果と行政組織のスリム化、デメリットとしては公益と利益をどう両立させるか、利益を上げることに優れたノウハウを持っているが、不採算のサービスから撤退する可能性があると思います。以上の観点からご質問を申し上げます。 指定管理者の下で働く労働者の賃金、労働条件、サービス等の現状と課題についてお伺いしたい。 2つ目、多くの施設が指定管理期間が3年ないし5年であるが、施設の適切、安全な運営が要請されていることから、指定期間については、より長期的な期間を指定すべきではないか。 以上についてご質問をいたします。よろしくお願いいたします。 ○議長 西塚オリ・パラ交流課長。 ◎東京オリ・パラ交流課長 スポーツ施設についてお答えいたします。 まず、一般論として労働者の賃金、労働条件についてということですけれども、法の抵触や施設の管理運営に支障を来さない範囲で基本協定で合意した指定管理をもって、指定管理者の裁量で設定することができます。スポーツ施設の場合は、指定管理の受託者であるスポーツ協会がスポーツ協会就業規則で定めていると思います。 あと、サービス面ということで市民目線でのサービスのことなんですけれども、近年、スポーツ施設利用者の満足度調査は実施しておりませんので把握しておりません。今後何らかの機会で調査を検討してまいりたいというように思っているところでございます。 あと、長期間の契約にということですけれども、指定管理制度の導入の目的は、先ほど細矢議員からあったとおり、民間事業者などの能力をもって施設利用者のサービスを向上させることでございまして、競争原理に基づいて受託した指定管理者が質の高いサービスを求めていくことが最も重要でありまして、その努力経過を見極める期間として、現時点では5年が妥当と考えているところでございます。 以上です。 ○議長 5番 細矢清隆議員。 ◆(細矢清隆議員) 今、指定管理者制度について労働者の賃金、労働条件、サービス等の現状についてお話をいただきました。内容については指定管理者の受ける側でこれを決める、受ける側で自由にやってくださいという考えでよろしいでしょうか。 ○議長 西塚オリ・パラ交流課長。 ◎東京オリ・パラ交流課長 当初、平成18年度から市の依頼によりまして体育協会さんのほうへ指定管理をお願いして、当初、賃金を決めるに当たって隣接の同じような施設を調査しまして、そして決定した経緯がございます。そしてその後、何度か職階級を入れたり賃金を改正したりした経過がございます。 それで、村山市体育施設の管理に関する基本協定書というのを結んでいるんですけれども、その26条に、指定期間中に賃金水準または6か月以上の変動により、当初合意された指定管理料が不適当となったと認めたときは、相手方に対して通知をもって指定管理の変更を申し出ることができるということで協議することができるということです。 以上です。 ○議長 5番 細矢清隆議員。 ◆(細矢清隆議員) そうすると、第26条の摘要を利用すれば、言葉が不的確かもしれないですけれども、26条で今の現状に合わない賃金体系である、お互いに話し合って人件費をもっと増やしていただけませんかというふうな形で増えることもあり得るということですか。 ○議長 西塚オリ・パラ交流課長。 ◎東京オリ・パラ交流課長 現段階の近隣の施設等を確認しながら、あり得ると思います。 以上です。 ○議長 5番 細矢清隆議員。 ◆(細矢清隆議員) ちょっとはっきり答えていただきたいんですけれども、近隣との関係というのはどこの近隣なんですか、お答えください。 ○議長 西塚オリ・パラ交流課長。 ◎東京オリ・パラ交流課長 南側の市のスポーツ施設の指定管理者とか、北側の市の施設の指定管理者とかの賃金を確認したいというふうに考えております。 以上です。 ○議長 5番 細矢清隆議員。 ◆(細矢清隆議員) ちょっと今理解できなかったんですけれども、南側、北側というのはどういう意味なんでしょうか。南の市、北の市ということなんですか。 ○議長 西塚オリ・パラ交流課長。 ◎東京オリ・パラ交流課長 南の市、北の市ということです。 ○議長 5番 細矢清隆議員。 ◆(細矢清隆議員) 南っていっても東根から天童、山形、ずっとあるわけですけれども、北へ行っても大石田、尾花沢、もっと先へ行けば新庄、はっきりしてください。 ○議長 西塚オリ・パラ交流課長。 ◎東京オリ・パラ交流課長 東根市さんとか尾花沢市さんのほうを確認したいと思っております。 ○議長 5番 細矢清隆議員。 ◆(細矢清隆議員) 分かりました。最初からそういうふうに言ってもらうと私も興奮しないでできたのではないかなというふうに思うところであります。 それでは、別な視点からご質問申し上げます。 総務省が、平成22年に通知で各都道府県に対して、改めて指定管理者制度の適正な運用に努めなさいという通知を行っております。特に競争入札としての公募原則が低価格競争をもたらし、賃金、労働条件等の低下をもたらすのではないかというふうに私は思います。指定管理者制度は、公共サービスの水準の確保という要請を果たすため、最も適切なサービスの提供者を指定するものであり、単なる価格競争による入札とは異なるものであるというふうに私は思います。今行っている指定管理者制度については、財団法人スポーツ協会が受け取っているわけですけれども、これらの点についてもっともっと是正をする、あるいは変えていかなければならないという必要性があるかないかをお答え願います。 ○議長 西塚オリ・パラ交流課長。 ◎東京オリ・パラ交流課長 平成30年の12月の議会で、市の施設を指定管理の一般公募するという趣旨の質問をいただいた経過がございます。次回は一般公募で行うというふうに市で回答しているわけですけれども、より一層の市民サービスの質の向上を求めるために一般公募で行う予定でございます。それには価格競争ではなくて中身の書類の審査で決定する予定でございます。 以上です。 ○議長 5番 細矢清隆議員。 ◆(細矢清隆議員) 分かりました。非常にうれしいお言葉をいただいたような気がします。今回の指定管理者制度も令和3年から新しく変わるわけでありますけれども、今課長がおっしゃいました価格の問題ではない、中身の問題だということを私、確認させていただきました。そのとおりでよろしいでしょうか。 ○議長 西塚オリ・パラ交流課長。 ◎東京オリ・パラ交流課長 はい、そのとおりでございます。 ○議長 5番 細矢清隆議員。 ◆(細矢清隆議員) それでは、そのとおりで、ぜひよろしくお願いをしたいというふうに思います。 最後の質問になりますけれども、令和3年3月以降、新しく指定管理者制度が生まれるわけですけれども、今回の応募要項について若干触れさせてください。 まず1つは、スポーツ少年団はどうなるのでしょうか。現状維持の体制あるいはスポーツ少年団に関しては市役所のオリ・パラでやるということでしょうか。 もう1つ、今の要綱の中にスポーツ協会の文言を一つもうたっていないんですけれども、スポーツ協会もオリ・パラでこの業務を行うということでよろしいんですか、それとも現状のまま指定管理者制度にのっとってやるということですか。 ○議長 西塚オリ・パラ交流課長。 ◎東京オリ・パラ交流課長 今回の公募の中身についてですが、スポーツ少年団の項目は入れておりません。と言いますのは、公募する関係で民間事業者の参入の可能性があるということで入れておりません。スポーツ少年団事業につきましては、引き続きスポーツ協会でお願いしたいというふうに考えているところでございます。そのため、その予算についても今回指定管理料から控除していたところでございます。 ○議長 5番 細矢清隆議員。 ◆(細矢清隆議員) そうすると、今回の募集要項の中にはスポーツ少年団もスポーツ協会も何もうたっていないということは、これから選定作業に入って手を挙げる業者さんがいるかと思います。例えばAという業者さんに指定管理者制度がなった場合に、蓋を開けてみたらスポーツ少年団とスポーツ協会の仕事が入っている。これは契約違反じゃないですかと言われないでしょうか、その中に入っていなかったら。 天童市の要綱には入っているそうですよ、スポーツ少年団もスポーツ協会も一緒の業務だというふうにうたっているらしいですけれども、今回の村山市の要綱には何もない。いかがなもんですか。 ○議長 西塚オリ・パラ交流課長。 ◎東京オリ・パラ交流課長 スポーツ協会は必要性として必要だというふうに考えております。市民のスポーツ振興、そしてスポーツ団体と県スポーツ協会の橋渡し、そしてスポーツ少年団の育成など、スポーツ協会は必要な団体と認識しておりますので、引き続き協会で仕事を担ってほしいというふうに考えているところでございます。 ○議長 5番 細矢清隆議員。 ◆(細矢清隆議員) 分かりました。それじゃスポーツ少年団もスポーツ協会も新しく指定管理者制度になったら、それにのっかかっていくという理解でよろしいですね。それはやっぱり私は今回の応募要項に明記するべきではないでしょうかというふうに思うところであります。いろいろとご質問させていただきましてありがとうございました。 以上で私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。 ○議長 5番 細矢清隆議員、終わります。 この際、暫時休憩いたします。 次の会議は午前11時00分から行います。     午前10時52分 休憩     午前11時00分 再開 ○議長 休憩前に引き続き会議を開きます。----------------------------------- △吉田創議員の質問 ○議長 2番 吉田 創議員。   (2番 吉田 創議員 登壇) ◆(吉田創議員) おはようございます。2番 吉田 創です。 質問に入らせていただく前に、7月27日から28日にかけての豪雨により災害に遭われた方にお見舞い申し上げます。そして被災された地域の早期の復旧をお祈りいたします。また災害対応のためにご尽力いただいた市役所職員、消防職員、消防団の方々、ボランティアセンターを運営していただいた皆様、そして被災されたおうちでボランティアをしてくれた方々、救援物資を寄附していただいた皆々様へ感謝申し上げます。ありがとうございます。 それでは、通告に従いまして質問に入らせていただきます。 このたびの7月28日の豪雨災害で、幸い人的被害はなかったものの、住宅、事業所への床上・床下浸水、県道、市道の冠水や路肩の決壊、そして土砂崩れ、農林業被害についても甚大な影響を及ぼしました。そして特に村山市の西と東をつなぐ大動脈、県道大久保村山停車場線が冠水により通行止めになりました。その幹線道路が通れなかったことで不便に感じた市民、職員の方、たくさんいたと思います。そして何より救急車、消防車が通れなくなったということは、非常に大きな問題なのではないかと思います。 今回、火事はなかったようですが、救急車は大久保方面に出動し、浮沼経由で向かったと聞いております。通常よりも、およそ2倍時間がかかったとのことでした。1分1秒でも早く現場について対応しなければならない救急現場は、5分10分遅れるということは、その分、死亡率も格段に上がってしまいます。そうならないためにも今後の対策が必要だと思います。今回の冠水理由についてどう捉えているか、また現時点で考えている対策を志布市長にお伺いします。 以上、壇上からの質問といたします。 ○議長 志布市長。 ◎市長 議員が今おっしゃったように、人的被害が全くなかったことは本当に不幸中の幸いと申しますか、私はそれはすごく市民のためにはよかったかなと思っています。 今、大久保線、県道でありますが、ここを上がったら遅れたと。確かに消防の出動があって、救急車ですか、若干遅れましたが、やっぱりある程度想定内といいますか、あそこは時々閉鎖になるんですね。うちのほうでも再三県のほうと協議しまして話はしていますけれども、そういう面では一向に進んでいないと。あそこは遊水地の中にありますので、そういう意味ではある意味、遊水地かなと思っているんでしょうね、県は。ですから、そういう道路が通れないような対策は今のところ取っておりません。今後ともどうすればいいか検討してまいりたいというように思います。 また、冠水の理由とありますが、冠水の理由は、やっぱり予定以上に、想像以上に、今まで私は経験したことのないような雨が降ったための結果だろうと。これが結果的には手に負えないと俗に言う災害ですね、今回災害に当たっているわけです。今回は市の職員であります皆さん、特別職でありますが、議員の方からも市の職員として、また一般職である市の職員もいろんな方面で頑張っていただいたことについては、この壇上から感謝を申し上げたいというふうに思っています。 ○議長 2番 吉田 創議員。 ◆(吉田創議員) 今、市長からもあったように、やはり想像以上だということで本当に大変な災害だったなと感じます。私も浮沼経由で行こうと思ったんですけれども、私の軽自動車はちょっと行けないような水位だったので、消防車のほうはなかなか車高が高いのでぎりぎり行けたのではないかなと思います。浮沼も行けなくなってしまった場合は金谷のほうを通っていかないといけないというのも想定しないといけないのかなと思います。 ちなみになんですが、建設課長にお伺いしますが、どこの道路が通行止めだというのは消防署、建設課、連携取れていたのかを建設課長にお伺いします。 ○議長 柴田建設課長。 ◎建設課長 お答えいたします。 市道の場合、市のほうで規制をかけたものについては当然でありますが、そのほかに県道なり国道についても情報が続々入ってまいります。そういう情報につきましては随時対策本部へ連絡をいたしまして、消防に限らず市役所全体で内容の共有が図られるようにしておるところでございます。 ○議長 2番 吉田 創議員。 ◆(吉田創議員) 今聞いたところ、連携取れているというだったんですが、各課だけでなく、やはり市民の方にもぜひその辺、伝えていただけたらいいなと思います。今後は市民の方や村山市に通う方も、やはり通勤のとき通れないというので迂回した方も結構いらっしゃるみたいなので、その辺のケアもお願いしたいと思います。 また、今回は消防署まで水は来ませんでしたが、ハザードマップでも分かるように消防署は浸水深3メートルから5メートルになっております。今回の大雨でも消防署は2階に持っていける資機材は持っていったとのことですが、これよりも想定外の豪雨が来た場合、災害拠点である消防署が万が一冠水してしまった場合はどうするのかを消防長にお伺いします。 ○議長 奥山消防長。 ◎消防長 ただいま議員からご質問ありました。消防本部機能がなさなくなった場合はどうするのかというご質問でございました。 まず、このたびの7月豪雨に関しまして先ほど議員からお話ありましたように、うちのほうでも災害の最悪を想定しまして、浸水を考えての対応を取りました。まず議員がおっしゃったように重要物品は全て2階のほうに移動しました。あと車両に関しても浸水を避けるためにバイパスの反対側というか東側への移動ということまでも、対策として検討しておったところでございます。 あと、じゃ浸水する場合はどうなのかというお話ではございますが、まず豪雨、長雨等に関しては、震災、地震等の災害等とは若干違う部分があるのかなというふうに思います。震災の場合は瞬時にして建物なりが倒壊するなというような大きな最悪の事態に陥るというふうに考えられますが、長雨等々に関しては、ある一定の時間があります。予想もつきますということで、消防に関しては、それらも含めて西と東に拠点地域を分けて対応したいというふうに考えておりました。そこにはもちろんポンプ車、救急車、あとは救命ボート、あとは非番の職員をそちらに配分しての対応というふうに、場所として高い地域、具体的にどこということではないんですけれども、東であれば北振興局の建物付近とか、あとは西であれば各地域の市民センターを拠点施設として、そこに職員を分けて増強という形で対応をしたいというふうに考えておりました。 あと、119番なりの入電に関してお話しさせていただくと、東日本大震災以降、消防に関しての119番が通信ができなくなるということがありましたので、現状は加入電話であればNTT、あと各携帯電話会社からの入電に関しては、こちらから指定した拠点施設への迂回というふうな措置が取られるようになりましたので、そちらの不具合というか、そちらの疑問というところにあっては、我々は想定はしていないというふうにお答えさせていただきたいと思います。 あと、無線に関して、今、消防本部の無線の増幅機能は1階部分にございますので、デジタル無線が使えなくなるのではないかということも想定いたしまして、このたび試験をしてみました。増幅機能がなくても西のポンプ車と東の拠点施設のポンプ車が、子局と申しますが、本部施設が増幅施設がなくてもデジタル無線は通話可能でございましたので、各拠点に消防団のポンプ車が常駐したとしても、指令というか指示命令系統は確立できるというふうに考えてございました。 以上でございます。 ○議長 2番 吉田 創議員。 ◆(吉田創議員) 今の消防長の話を聞いていて安心しましたが、やはりそのような予想を立てていても、本当に何が起きるか、そういうときに限って意外に電話というか無線がつながらなかったとか何か、そういう不具合もあるかもしれないので、こうなったときはこうするというのを常に考えてやっていただきたいなと思います。 市役所についても同様のことが言えると思います。市役所は消防署よりは階段があって床上浸水する危険性は多少低いとは思うんですが、駐車場等に30センチほどの水がたまってしまった場合、出勤などできなくなると思います。そのようなときどこに集まるのか、またどのように災害対応するのか、市長にお伺いします。 ○議長 志布市長。 ◎市長 この辺の水害というのは、津波のように一気に来るんではなくて徐々に増えてきます。ですから、ある程度想像はできるんですね。そういう意味では職員の配置もそれによってやりやすいと考えております。 ただ一番問題は、やっぱり破堤したときですね。今回もちょうど遊水池計画地の白水川の右岸のほうが破堤しまして水がどっと来まして随分増えましたが、そういうこともある程度増えてくるようで分かりますので、あれも午前2時頃に白水川が破堤したと連絡が来ているんです。それから、これから増えてくるだろうということは言われていましたが、やっぱりそれ以上に最上川の水位が高くて、内水はご存じのように内側にためます。最上川と大旦川のちょうどあそこの合流地点の落差が4.8メートルになりました。最上川が最大4.8メートル高くて、大旦川が4.8メートル低かったんです。じゃ、これがそれ以上、最上川、残りは1メートルぐらいありましたけれども、増えてくるとどうするかというと排水を止めなきゃならないんです。排水をかえっちゃいけない。そうしますと内水がどんどん上がってきます。これはしようがないという考えなんですね、国は。最上川破堤するよりも内水の少しの上昇はしかたがないと。少しじゃなくて、今の話だと破堤なんかすれば3メートルから5メートル来ますけれども、そういう状況で考えているんです。ごんごん流れるよりも上がってくるのは3メートルから5メートルはしようがない。 ただ、今申し上げたように4.8メートル下がったんで、あの堤防がなければ、ここら辺、もう既に上がっているわけですね。4.8メートルまでいかなくても4メートルぐらいは上がっているんですね。そうしますと河島も相当やられます。 そういう意味では、何回も言いますけれども徐々に上がってくるもんですから、ある程度の今後の消防署のように想像がついて、さあ、来たぞと言えば、ぱっと逃げられる、そこまでは我慢して待っている、こういう状況で少し対応できるんではないかと思っています。 ○議長 2番 吉田 創議員。 ◆(吉田創議員) 今市長がおっしゃったように、津波のようにいきなり来るものではないということで、多少準備期間があるということで、とはいえ本当に最上川が決壊したとかとなってくると、本当にどうなるのかなというちょっと不安はあるんですけれども、ならなければいいですが、万が一なったときの想定での訓練などを常日頃からしておくべきだと考えます。常に最悪の状況を考えて対応していただきたいなと思います。また今からは台風の季節になりますので、昨年のような被害がないことを願いたいと思います。 次に、駅西開発と新道の駅整備構想について質問させていただきます。 本市では、東北中央自動車道開通を観光振興、産業集積など地域経済の活性化と地方創生の起爆剤とするべく、村山インターチェンジから村山駅西エリアまでの開発を重要課題と位置づけており、様々な事業への波及を期待しております。駅西開発が今後の村山市の鍵になってくるのではないかと思います。 東北中央自動車開通に向けて、駅西エリアの道路を整備しているところだと思います。東北中央自動車道、東根北から大石田村山間の開通は令和4年度内の開通予定となっていますが、東北中央自動車道の現在の進捗状況を建設課長にお伺いします。 ○議長 柴田建設課長。 ◎建設課長 お答えいたします。 東根北インターから大石田村山まで13.4キロほどの区間でありますが、令和4年の開通を目指しまして、今は用地取得は全て完了をしておりまして、工事のほうは路体の盛土とか一部仕上げまで入っている状況でございます。 予算ベースで言いますと、今年度事業も含めまして予算ベースでは進捗率は約98%ほどとなっている状況でございます。 以上です。 ○議長 2番 吉田 創議員。 ◆(吉田創議員) 今聞いたところ、98%ということで大部進んでいるなと思いました。このまま順調に令和4年度までいってくれたらいいなと思います。 東北中央自動車道が開通して、村山に降りる際、最初に通るのが市道駅西中央線、通称バラ回廊ロードでありますが、バラ回廊ロードの車道部分は令和2年度開通とのことでしたが、具体的にいつ頃開通する予定なのか、また回廊部分は現在どのような構想とスケジュールになっているのかを建設課長にお伺いします。 ○議長 柴田建設課長。 ◎建設課長 お答えいたします。 駅西中央線につきましては、仮称の村山インターと村山駅を結ぶ重要な路線ということで、今、工事を進めております。その中には当然バラ回廊のほう、それから安全対策としましてラウンドアバウトも含めて工事をしております。 バラ回廊部分、車道部分、ラウンドアバウトも含めて車道部分につきましては、今年の12月開通を目指して工事を進めているところでございまして、予定どおり進んでおるところでございます。 中央線の中央帯、車道の間ですが、これについては幅15メートルで長さ500メートルほど中央帯を広く取っておりますが、そこにつきましてはこれから実際にどのような内容がいいのかとか運営方法、維持管理も含めまして、今後いろいろな方から意見を聴取しながら、来年、令和3年度から事業を開始しまして、令和5年度の開通を目指していきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長 2番 吉田 創議員。 ◆(吉田創議員) 今のご答弁を聞いていますと、もうやる方向で進んでいるんだなというふうに、不安な部分もちょっとあるなと。車でただ通るだけの道路になってしまわないかなというふうにちょっと感じてしまう部分もあるんですが、やるということだったので、ぜひ、ただ通るだけの道にならないように、今後どうやったら止まってもらえるか一緒に考えていきたいなと思います。 次に、駅西エリア開発の方針と現状について。 現在の駅西開発エリア基本構想図では、企業誘致エリアが3か所、商業施設エリアが1か所、そして道の駅移転予定地が1か所ですが、開発の方針と、また現在の企業誘致の話はどのくらいあるのか、政策推進課長にお伺いします。 ○議長 原田政策推進課長。 ◎政策推進課長 お答え申し上げます。 まず、駅西エリアの開発の方針ということでございますが、先ほど東北中央自動車道の開通の話ございました。こういったこのエリアの交通上の優位性を前面に立てて広くアピールをして、早期の開発に向けて取り組んでいるところでございます。 もう一つ、現在、企業誘致の話はどうなってどのくらいかというふうなことでございました。 議員からエリアの話、企業誘致エリア3か所等々ございましたが、駅西エリアで最優先に村山市が企業に紹介を行っている場所ですが、ヤマザワ商業施設の北側エリア約2.5ヘクタールを最優先に紹介しているところでございます。このエリアにつきましては農振農用地域区域外となっておりますので、企業側の開発手続等については比較的早く進めることができるというふうに考えておるようでございます。 また、このエリアに興味を示している企業、ただいま1か所といいますか1社ございます。ただ複数店舗での出店を計画しているということで、ペアになる会社等について、今コロナウイルスの影響等でテナントを集めるのにちょっと苦戦している状況というふうに聞いているところでございます。 以上です。 ○議長 2番 吉田 創議員。 ◆(吉田創議員) 今、政策推進課長から説明ありましたけれども、ヤマザワの北側を優先的にということで、あそこに本当に来ていただけたらいいなと思うところです。複数店舗ということで私がイメージするのは、やはり上山とか神町にあるような店舗なのかなというイメージになるわけですが、ぜひあのような店舗、何店舗か来ていただけたらいいなと思います。 豪雨の話にまた戻ってしまうんですが、今回豪雨でバラ回廊ロードは浸水、駅西開発エリアについても浸水エリアになっています。やはり浸水エリアということもあり、なかなか手を出しにくい企業さんも少なからずいるのではないかなと思います。かさ上げ対策や治水対策などもしっかり整備していき、企業の方が安心して経営できるように整備していただきたいなと思います。 また、今回のコロナウイルス感染症により、都市部でしかできなかった仕事も今回のリモートワークが推進されたことにより、地方にいても仕事ができる環境も整備されつつあります。これが移住の足がかりになり、山形に帰りたいと思っている方が私の周りにはいます。若い世代の安定した雇用を創出するため、成長分野に関連する企業や地元企業との連携を構築できる企業の誘致また商業施設などを駅西開発エリアにしていただきたいと思いますが、市長のご所見をお願いします。 ○議長 志布市長。 ◎市長 Uターンとか若者の誘致に関しましては、本当に私も推進をしてまいりたい、そこは議員と同じ考えであります。若者が来ないと将来の村山市はありません。そして、その将来の村山市のために駅西開発とか、あるいは楯高への本郷通りといいますが、この辺を一生懸命整備をしているつもりです。これは今の段階じゃなくて、5年後、10年後、それ以降のために必要であるという信念の下にやっていますので、これからも議員がおっしゃるような若者が来るような施設をやっていきたい。 また、店舗関係も名称は挙げられませんが、ちょっと有名な何とかコーヒー屋とか、2、3店舗打診があったんですけれども、やっぱりコロナの影響でちょっと足踏みしているような状況であります。ですけれども、そういうのが来れば、当然雇用人数が必要なわけでありまして、この雇用人数をうちのほうでは非常に重要視をしていまして、雇用人数と、それから税収ですね、必ず店が出れば、どこでも税収が入ってきますから、その辺が将来のためにもいんじゃないかと。 総合的に判断しながら進めてまいりますので、いろんなご指導をいただければありがたいと思っています。
    ○議長 2番 吉田 創議員。 ◆(吉田創議員) 今、市長の答弁を聞いていますと、やはり若者は大事だということで、将来の村山市の財産だというふうな熱いお気持ちをいただけたので、そのように私も関東圏にいる友達にお伝えして、そのような体制で市は取り組むよということで、ぜひ帰ってきてという話をしたいなと思います。 また、当初、志布市長は道の駅の移転については高速道路が開通してから1、2年、交通量を見てから検討するとのことでしたが、なぜ今回道の駅を移転する方向で決断したのか、私としても、やはり道の駅は早めに進めたほうがいいのではないかと思っていましたので移転については賛成ではありますが、どのような思いで道の駅を進める方向に決断したのか、ぜひ市長の熱い思いを教えていただければと思います。 ○議長 志布市長。 ◎市長 実は、新道の駅については構想はありましたが、実は非常に不安なところが今でもあります。心配なんですね。将来に禍根を残すか、益となるか、心配なんであります。 ただ、ここ、バラ回廊ができるようになってから、いろんな企業からの問合せもありまして、ここはやっぱり前向きに取り組むべきだと判断したところであります。 高速道路ができますと、13号線は4割減少すると、交通量が。これは国交省でも言っているんですね。4割減少するのを見てからというのはちょっと私も不安もあって逃げ口上なところがありましたが、その後としますと4年後開通で、5年頃を見て、やっぱり造らなきゃ駄目だということになってきますと5年前後かかりますから、やっぱり令和10年以降になってくるわけですね。それではやっぱり市民に対して私たち執行部としても責任が持てないんではないかと思いまして、ここはきちんと基礎だけでも整備すべきだろうという考えに達しました。 こういう新しい事業というのは、議員ご存じのように必ず反対者がいます。反対者はどういう意味かというと、対案も何もないんだけれども気分的に反対とかよく分からない反対者、必ずいますけれども、やっぱり大多数の皆様の賛意を得れば、ここはきちんと基礎はつくっていくべきだろうということで、今回着手の方針を示したところでございます。 ○議長 2番 吉田 創議員。 ◆(吉田創議員) 今、市長から、不安ではあるが進めていきたいという思いだったと思います。不安は少なからずあると思うんですけれども、市長がこうだとリーダーシップを持って、こういう思いで自分たちは造ったんだという前向きな感じでしていただければ、反対の意見も、あそこまで言われたんだったら仕方ないなと言わせるぐらい引っ張っていって、道の駅、こういうふうにするぞと引っ張っていっていただきたいなと思います。 ちなみに、どのようなスケジュールで進む予定なのか、政策推進課長にお伺いします。 ○議長 原田政策推進課長。 ◎政策推進課長 お答え申し上げます。 どのようなスケジュールということでございましたが、実は今、道の駅の経営の仕方、造り方等について、サウンディング調査ということで民間の力を借りて、あるいはアイデアを募集してというような業務を今募集しているところで、9月4日、あさってまでの、ああ、あしたまでですね、エントリーというようなことで案内をしているところでございます。それを受けて設計等に入っていくことになりますが、併せて当然用地の関係がございますので、用地のほうの調査等も進めているところでございます。 以上です。 ○議長 2番 吉田 創議員。 ◆(吉田創議員) 今、課長のほうからサウンディング調査ということで、明日、あさってまでと言ったんですかね、それを調査しているということで、それが分かり次第また教えていただきたいなと思います。 現時点での考えでいいんですが、道の駅の運営方針や、道の駅にどのような施設を考えているのか、市長もしくは政策推進課長にお伺いします。 ○議長 志布市長。 ◎市長 サウンディング調査というのは、ちょっと私も聞いたことなかったんですけれども、これは、うちらは金を出さないんですね。この場所を見てどういうのがいいかということを、あるいは適正かということを調べてうちらに出してくるんです。ですから、そこについてはお金はかかりません。 ただ、私が考えているのは、例えば今までの道の駅とか、私、米沢の道の駅にも行きましたが、ただ物売りだけじゃなくて、いろんなことを考えております。そうしないと単なる道の駅では、これまた心配なんですね。ですから例えば去年の1月1日にも出しましたが、例えばドッグランとか、あるいはそば屋専門店とか、そういうのもいろいろ含めて実は成功しているところがあるんです。群馬か栃木か忘れましたが。そういうことも参考にしながら、どういうものをすればいいか、それをサウンディング調査で、これは大手の建設会社でこういう申出がありまして、こういう手法でまずどうか、経営的にうまくいくか、こういうものを出せるといいんじゃないかとみんな出してきますので、そこで聞きまして、その中に運営方法も提案してくるはずなんでございます。その後、果たして採算が取れるかどうかも含めて結果を見てみたいというふうに思っています。 ○議長 2番 吉田 創議員。 ◆(吉田創議員) 今、市長からありましたように米沢なんかも行ってきたということで、私は米沢、ちょっとまだ行ったことないんですけれども、資料を米沢市役所のほうから頂いたんですけれども、結構内装のほう凝っているなというふうに思って、中見もやはり米沢牛とか米沢ラーメンとか、そういうのに特化している感じがして、米沢を全面的に出しているなというふうに感じました。 村山市も村山市らしさ、同じようなものではなく、やっぱり村山らしい雰囲気だったり、そういうものをつくって前向きにつくっていただけるようにしていただきたいなと思います。 また、効率的で弾力的な運営を行うことができる体制と安定した運営を行うことのできる体制の両立を図っていただきたいなと思います。今後、道の駅が地域振興、観光や産業振興の拠点、また市内の農商工業者の連携による持続的地域経済循環の確立ができるように進めていただきたいと思います。 次に、楯岡高校跡地利活用についてご質問いたします。 市政・公明クラブで8月18日に楯岡高校跡地に行き、現場を見ながら説明をしていただきました。図面だと伝わってこない部分がたくさんありましたが、校舎等を見ながらだと想像ができ実感も湧いてきました。 今年5月に県から市への譲渡が完了し、6月には改修工事基本設計が示されました。老朽化した教室棟や講堂、弓道場は解体し、耐震性能がある管理棟や特別教室、楯高会館、体育館を利活用するとのことでしたが、改修工事基本設計が完成し、施設に持たせる機能はコワーキングスペース、ゲストハウス、フィットネス、子どもの遊び場、スポーツなどを想定しているとのことでしたが、その後、新たに入りたいという入居者希望や新たな動きがあるのか、政策推進課長にお伺いします。 ○議長 原田政策推進課長。 ◎政策推進課長 お答え申し上げます。 現在、改修施設内のテナントエリアに入居を前提にご相談あるいは調整を行っている起業者様ですが、10社ほどになっているところでございます。事業内容については議員からちょっとあったようですが、ゲストハウスとかフィットネス、それからオフィスはもちろんですが、簡単なカフェ運営的なものについても話があるということで、今相談しているところでございます。 以上です。 ○議長 2番 吉田 創議員。 ◆(吉田創議員) 10社ほどということだったんですが、これからもぜひ増えていただくように今後も周知のほうをしていただきたいなと思います。 また、カフェのほうも入る方向で進んでいるということで、大変カフェがあるとお母さん方がたまりやすいのではないかなと思うので、そのように進めていただきたいなと思います。 では、館内の空調設備についてはどのように考えているのか、政策推進課長にお伺いします。 ○議長 原田政策推進課長。 ◎政策推進課長 お答え申し上げます。 館内の空調設備のご質問でございますが、リビングですとかコワーキングスペースのようなオープン性、コミュニティ性のあるスペースについては市が整備を行います。その予定にしております。ただ個室のオフィスのように事業者が占有するスペースについては、事業者自身で最終的な空調の器具等を導入することを原則としているところでございます。これについては求める空調機能等について、事業内容によってもいろんな差があること等もあるためというふうなことで整理をしているところでございます。 ただ、この予算の計上が当然前提でございますけれども、こういった整備の部分については一定程度の助成制度も設けていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長 2番 吉田 創議員。 ◆(吉田創議員) 全体のほうは市のほうでする、ただテナントのほうは事業者負担だということで分かりました。ですが楯高のOBの方に聞きましたが、校舎は夏は当時はエアコンがなく暑く、冬はストーブをつけていても寒かったとのことをお聞きしました。校舎の基本性能あっての空調設備だと思いますが、校舎は断熱などの基本性能、基本的な構造は大丈夫なのか、政策推進課長にお伺いします。 ○議長 原田政策推進課長。 ◎政策推進課長 お答え申し上げます。 先ほど申し上げました、いわゆるオープン性、コミュニティ性のある市が空調を行う部分については、実施計画の中でいわゆる耐熱といいますか、そういった部分の工事も考えているところでございます。よろしくお願い申し上げます。 ○議長 2番 吉田 創議員。 ◆(吉田創議員) 基本性能があればいいですが、ないものに空調設備を入れても熱が逃げたりし非効率的だと思いますので、その辺、テナントに入ろうとしている方も、基本性能がないのに自分で空調設備の投資などをするのは不安だという声がやはりありますので、ぜひそのようなことがないように調査、検討していただけたらと思います。 また、楯岡高校跡地にどのくらいのお金をかけて何年使うかなどの長寿命化計画や費用対効果もしっかり今後考えていかなければならないと思います。 次に、体育館とグラウンドの利用構想についてお伺いします。 現在、グラウンドの活用についてはどのように考えているのか、政策推進課長にお伺いします。 ○議長 原田政策推進課長。 ◎政策推進課長 お答え申し上げます。 グラウンドの利用法については、具体的な計画はまだ立てておりません。これから計画策定に入ることとしております。 以上です。 ○議長 2番 吉田 創議員。 ◆(吉田創議員) 今、政策推進課長はグラウンドは具体的な計画はないということでしたので、私のほうから、グラウンドは人工芝にしてグラウンド・ゴルフやサッカーができるようにし、多目的運動場にしてはいいのではないかと思います。サッカーやグラウンド・ゴルフの大会などをした場合、前乗りしてゲストハウスで1泊したり、お昼にカフェでランチをしたり、近くの飲食店で弁当を頼んだり、また子どもがサッカーなどをしている間にお母さんがフィットネスなどを活用したりと、経済効果も大いに期待できるのではないかと思います。 また、天然芝は初期投資は安いものの、芝のクオリティを保つために手間と費用がかかりますが、人工芝は購入時の高さから伸びることもなく、芝刈りや芝の間からの雑草処理をする必要がありません。約10年は、ほとんどお手入れせずに美しく保つことができると言われています。また人工芝であれば緊急時にヘリポートにもなるのではないかと思います。砂が舞うこともなく安全に着陸できるため、人工芝にすべきだと考えます。まずは老若男女、たくさんの世代の方に来てもらわなければいけないと思いますが、市長のご所見をお伺いします。 ○議長 志布市長。 ◎市長 先ほど課長が答えたように、グラウンドについては特別計画はなかったんです。というのも楯高をどうするかのコンペティションをしたときに、ある程度金額の制約をかけまして何ぼ以内で設計してくれというのがありましたので、とてもグラウンドとか建物は入れないところがありまして、グラウンドは入っていませんでした。その中で取りあえずの楯高の利用計画はできております。 ですが、今、グラウンドの質問がありましたが私も人工芝はいいと思っているんですね。ただ最近、内輪でなっているのは、このグラウンドに屋根をつけて多目的運動場にしようという案を実現する方向で考えてみたいと思っています。今、東根温泉にも多目的の運動場ございます。青松館の隣かな。あと尾花沢にもあるそうでありますが、年中ずっと予約でいっぱいなんですね。ですから今回これは寒河江にもありますが、ドーム型の下は人工芝、ドーム型のこれを造れば、これは年中来ること間違いないですね。そうしますと楯高で今回いろいろ造ります方向にも相当いい影響があるんではないかなと思っています。 また、秋田にもあります。これ大舘ですか、私も見に行きました。ここは木で造った大きなドームで野球もできるそうでありますが、そんな大きなのは考えていませんけれども、やっぱりいろんな合宿が来て使っているんですね。超有名な、申し上げませんが音楽のグループも1か月間ぐらい借り切って、そこで練習してくるんですね。1か月の使用料、占用使用料で相当な金額、数百万から1,000万円いくとか聞いていましたが、考えてみますと、こういうのがあれば非常に効果的ではないかと思っていますので、議員の人工芝プラスドーム型をこれから検討してまいりたいというふうに思っております。 ○議長 2番 吉田 創議員。 ◆(吉田創議員) 今、市長から屋根つきを検討しているということで、ぜひそのように考えていただけたらなと思いますが、屋根つきだとヘリの場合はどうなるのかなと、開閉式のを予定しているのかなと、私はそう捉えたんですが、ぜひヘリポートのそういう部分も考えていただけたらなと思います。上が平面であればヘリも止められるんじゃないかなというふうに思うんですが、そのように思います。 次、体育館についてお尋ねします。 体育館は避難所になるのかならないのか、ちょっとお伺いしたいなと思います。なる予定なのかお伺いしたいなと、政策推進課長にお伺いします。 ○議長 原田政策推進課長。 ◎政策推進課長 お答え申し上げます。 体育館、延べ面積で1,500平方メートルほどございます。災害時に避難所として使用することは可能というふうに考えております。指定避難所、それから指定緊急避難場所等の見直しを全体的にやらなきゃならないというふうなこともございますので、その中で指定する、そういったことを検討してまいりたいというふうに思います。 以上です。 ○議長 2番 吉田 創議員。 ◆(吉田創議員) 楯岡の場合はなんですが、楯岡小学校や中学校が指定避難所になっていますが、長期的に体育館が避難所になってしまいますと小中学校の授業に影響を及ぼすのではないかと。そのため支障があまりない楯岡高校の体育館を率先して開放できるようにしたらいいのではないかなと。 また、長期的な場合にも備えて防災トイレ、耐震性トイレ、耐水貯水槽、非常用汚水槽、自家発電装置など備蓄庫などにもできるのではないかと思います。 村山市立地適正化計画では、「楯岡高校跡地を新たな防災拠点に位置づけ、整備道路を新たな防災軸に据えた防災・減災体制を構築し、市街地における安全性向上を図る」と書いてあります。楯岡高校跡地はどのような防災拠点をイメージしているのか、政策推進課長にお伺いします。 ○議長 原田政策推進課長。 ◎政策推進課長 お答え申し上げます。 今、議員がおっしゃった立地適正化計画を受けて、都市再生整備事業ということで現在計画しているのは、中庭部分をまずは防災広場的なもので整備をしたいという計画をしております。そのほかにも体育館など避難所としての機能、それから災害時の備品の備蓄などについても検討していきたいというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長 2番 吉田 創議員。 ◆(吉田創議員) 中庭のほうを考えているということでしたが、今回、村山市でも災害が起きたわけですが、やはり災害が起きると本当にたくさんの物資が必要となることが分かりました。例えば一輪車、土のう袋、スコップ、タオル、デッキブラシなど本当に多くの資材が必要でしたが、村山市は比較的そのような物資を早めに調達することができ、ボランティアセンターも早く開設できたのではないかと思います。ほかの自治体では、発災後からボランティアセンターが設置されるまで3日から5日ぐらいの日数を要する場合が多いようです。災害ボランティアセンターの設置に時間を要する原因として、やはり必要な物資が集まらないということが大きいようです。そしてボランティア活動が開始されるのが発災後1週間後になってしまうため、ボランティアセンターの設置が遅くなり、被災者支援も遅いと指摘されることがあるようです。 災害が起きるたびに店舗に訪問し資機材を捜し、他県の組織に依頼し購入するのでは効率が悪過ぎます。村山市では何か災害があったときはすぐ活用し、近隣市町村などで災害があったときは貸せるような県内初の備蓄倉庫(ストックヤード)ともいいます。そういうのにしてはどうかなと思います。 ちなみに、宮城県大崎市にあるストックヤードは、敷地内に建てたため土地購入費がかからず、約15坪で倉庫の配置から資機材購入まで、およそ290万だそうです。また配送しやすい東北中央自動車道の三本木パーキングエリアに近い場所を選定したようです。楯岡高校跡地も東北中央自動車道に近いので大変便利だと思いますが、こちらについて市長のお考えをお伺いします。 ○議長 志布市長。 ◎市長 そういうのができればいいと思いますが、何しろ今回の事例は先ほども申しましたが私が経験のないことでありまして、やっぱり50年に1回かなという考えでいます。といっても備蓄しないというわけじゃなくて、ある程度の備蓄は必要であります。 ただ、場所、今議員からいろいろありましたが、15坪ですか、それでしたら、うちの担当のほうでも考えているようでありまして、旧楯高の中の武道館の下が15坪よりも多いと思いますが、そこを今回どうでしょうかということで検討しているようでございます。 以上でございます。 ○議長 2番 吉田 創議員。 ◆(吉田創議員) できればいいという感じで、経験もない、50年に1度ぐらいで、わざわざあそこまでする必要はないんじゃないかということでしたけれども、やはり宮城とか南陽とか近くの市町村がなったときに、そうやって貸し出してあげられるような体制をつくっていただけたら、防災協定なんかもいろんなところから結んでもらえるんじゃないかなと思うので、ぜひ前向きに検討していただけたらと思います。 次に、周辺道路についてお伺いします。 楯岡高校跡地は、東側に都市計画道路楯岡東根温泉線が通っています。そして今後、市道本郷通り線が拡幅工事となります。楯岡小学校への防災軸もしっかりできるのではないかと思いますが、現在、東側から楯岡高校跡地に入る道路がありません。楯岡東根温泉線から楯岡高校跡地に入る道路が必要なのではないかと思いますが、市長のご所見をお伺いします。 ○議長 志布市長。 ◎市長 あればいいと思います。ただ、現地見れば落差が2、3メートルあるんですね。ですからこの辺のか解消も考えて、あと、うちがずっと建っていますから、その辺のことを考えて費用対効果でしょうね、ここは、取りあえず。 ちょっと先ほどの件に触れますが、50年に1回だからいいと言っているんじゃないんです。50年に1回来るようなものに、私も含めて市民が慣れていないんですね。ですから、どうしても軽くなってしまう傾向がありますが、今後は50年に1回でもある程度備えておこうという気になっているということで、50年に1回となっている。軽く考えているわけじゃないんですよ。 ただ、やっぱり市民全体が、別な話になりますが、ハザードマップを渡して、ここ浸水なりますよって言っているんですけれども、やっぱり実際に来ないとそういう気にならないんですね。 ですから、今回もハザードマップを昨年回して一軒一軒行っているはずなんです。ですから、これが最悪の場合こうなりますよ、それがあるから国も県も少しずつですけれども今調節池とかやっている。ただ完成前でしたからこうなりましたが、完成したからといってもならないとは言えないわけですね。全然関係のない話ですけれども、そういうことで備蓄倉庫も、やっぱりそこにつながる道路があればいいんですけれども、ちょっとこれ、今話聞いたので、もうちょっと調べてみますが、家屋の移転とか道路の延長を考えば相当の金額がかかってくると思います。ただ調査していませんので、ここでやりませんとか、すぐやりますとか、それはちょっと控えさせてください。 ○議長 2番 吉田 創議員。 ◆(吉田創議員) ぜひ東側から入れる道路、グラウンドとかになるのであれば、やはり東側から入れるような道路をぜひ前向きに検討していただけたらなと思います。 また、ストックヤードなんかも、今から多分、防災訓練なんかもいろんな自治体でするんじゃないかなと思いますので、スコップとか土のう袋とかも貸し出し、そういうところに備蓄しておけば貸出しも安易にできるんじゃないかなと思いますので、その辺も前向きに考えていただけたらと思います。 また、都市計画道路、村山駅東沢線も拡幅工事となります。駅から楯岡高校跡地を結ぶ大変重要な道路だと思います。広くなることでスムーズな交通になり、多少交通量も増えるのではないかと思います。 しかし、私は今後10年先、20年先の村山市を考えるのであれば、村山駅の東と西を直線でつなぐアンダーパスなどが必要なのではないかと思います。東北中央自動車道を下りて市道駅西中央線を通り、そして楯岡高校跡地に行き、バラ公園でバラを見て道の駅で買物をするという行動を直線でつなぐことができるのではないかと思います。このことについて市長のお考えをお伺いします。 ○議長 志布市長。 ◎市長 そのとおりですね。あそこは私でなくても、少なくても楯岡の方はあそこに道路できれば相当いいだろうと長年考えてきた多くの人がいると思います。あそこができると、今言ったように当然すばらしい交通になってよろしいんですが、やっぱりある程度の勾配が必要なんですね。ですから駅の上を通ってくるとしても、下りるところの勾配をきつくすれば別ですけれども、緩やかにすると相当東と西、行きますので、その余裕があるかどうか。西側も恐らく大沢川の付近辺りまで行かないと雪の降る道としてはどうかなという気がします。それは新町の陸橋を見ても分かりますね、相当やっていますから。 それと、もう一つ私懸念するのは、新幹線のフル規格ですね、これがどこを通るのか、なるかならないかも全く分かりませんが、今の線路のところにやるのか、全く別のところに造るのか分かりません。ですからそれはもう10年以上先の話ですけれども、そういう計画が出てくれば、これまた話は別になってくるわけでありまして、例えば今の在来線を高架橋に上げるよとなれば、こういう道路は要らないわけですよ、高架橋の下通りますから。それをやるかどうか、どうなるか、もうちょっとだけ、これ、成り行きを見てからしたほうがいいんじゃないかなと。 今の新幹線も高架橋にしていれば、そんな陸橋なんか全部要らなかったんですよ。少なくても前後500メートルぐらい高架橋にしておけば、別に上も下もしなくてよかったわけですから。ただお金の具合ですね、やっぱり費用対効果で今計上になっていると思いますが、そういうのをやっぱりちょっと考えながら今後進めたいと思いますので、よろしくお願いをします。 ○議長 2番 吉田 創議員、2分です、残り。 ◆(吉田創議員) やはり今市長からもありましたように、フル規格だったり高架橋、そういうのもやはり視野に入れて今後進めていかなければならないのかなと思います。 アンダーパスとは言いましたけれども、アンダーパスじゃなくても、やっぱり踏切がよかったという場合もあり得るのかなと。東根なんかも結構踏切で別にそこまで難儀していないのかなと思いますので、そういうところも含め、以前話もありましたけれども、駅の移転などそういうところも全体的に考えて、今後、村山市のことを考えていけたらいいのではないかと思います。 私からは以上になります。ありがとうございました。 ○議長 2番 吉田 創議員、終わります。 この際、暫時休憩いたします。 次の会議は午後1時10分から再開いたします。     午前11時59分 休憩     午後1時10分 再開 ○議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行いたします。----------------------------------- △結城正議員の質問 ○議長 10番 結城 正議員。   (10番 結城 正議員 登壇) ◆(結城正議員) 10番 結城 正です。 私は、7月中旬から下旬にかけて県内を襲った記録的な大雨が村山市にも甚大な被害をもたらしましたが、被害状況と今後の対策について伺います。 最初、今回、大雨により被害を受けた皆さんに心からお見舞いを申し上げたいというふうに思います。 先ほど午前中、吉田議員の質問もありましたので、重複をしないように質問をしていきたいというふうに思っています。 今回の大雨でこれまでにない被害を受けるとは誰も予想していなかったというふうに思います。7月15日に大雨が降り、村山市内全地区においても道路冠水を初め土砂崩れなどもあり、南河島地区でも田んぼ、畑の冠水もありました。7月21日には15日ほどでもありませんでしたが大雨になりました。7月28日に15日、21日を超える記録的な大雨になり、甚大な被害を及ぼしたというふうに思います。 1か月間に3回の大雨でありましたが、1週間置きに大旦川排水機場の水門を閉めるなどということは今までになかったことと思います。8月に入りまして8月9日にも米沢、小国のほうで雨が降り、短い時間でしたが水門を閉めました。水門を管理する従業員の方には大変なご苦労をかけたというふうに思います。 私は、南河島に住んで30数年になりますが、今までに経験のないことであり、私よりも年配の方も経験がないというふうなことでした。昭和42年だと思いますが、羽越水害を上回る記録的な大雨だったと思います。 私は7月28日の朝、大旦川排水機場に行きましたが、朝の時点では水門を閉めポンプを運転し始めたところでした。昼頃には雨が激しくなり、最上川の水位も徐々に上がり、7月21日のように田んぼ、畑の冠水が始まりました。午後3時頃には雨もおさまり、これ以上の水位の上昇はないかなと私は思いましたが、これが私の判断違いだったなと思います。夕方になり最上川の水位が徐々に上がり、1時間に1メートルぐらいずつ上昇し、午後11時頃に今までにないくらいの最上川稲下観測所で21.62メートルの最高水位になったと思います。 この時点で、最上川の水位と内水である水門の中の水位の差が、先ほど市長からは4.8メートルとありましたが、私的には5メートルということで話をしたいと思いますが、5メートルほどありました。最上川の水位は23時以降下がりましたが、内水である水門の水位は29日朝にかけて上がり、29日朝9時頃が最高位だったというふうに思います。 先ほど市長からもありましたが、私は29日の朝になり東根の白水川の堤防の北側が決壊したことを知りました。白水川の堤防の決壊などもあり内水の水位が上がったのかと思います。 それで私は、市長から今回の豪雨水害についての市としての対応はどうだったのか、1か月経過していますんで、その辺の感想を伺いたいというふうに思います。 そういうことで、壇上での発言とします。 ○議長 志布市長。 ◎市長 感想ということでありますが、私も半世紀以上生きてきましたが初めての災害でした。昔、羽越災害のときにも奥羽線の西側のほうでずっと水浸しになったのは見ております。一面湖みたいになったのを見て、すごいなと思いましたが、今回はそれを越す水量でありまして、これはこういうのが来るというのは、ハザードマップなんかは出していますけれども、だけれども本当に来るんだなという感じで思いました。 ハザードマップ出して、それであふれると分かっているから大旦川の水門とか、あるいは堤防のかさ上げとか、あるいはいろんな事業をやっているわけですね。上がらなかったら別にやらないわけでありまして、上がる可能性があるということで今やっていますが、それが完成していればもう少し防げたのかなと。ちょうど調節池といいますか、造っていますけれども、そこもある程度完成していれば防げたのかなと。後の祭りですからいいんですけれども、とにかくこういうふうになったら事後の対応をしっかりしていくほかないなという感じであります。 今回については、15、21、28とありましたが、職員も毎回夜中出て、あちこち見て対応しているんです。28なんか2晩続けて泊まり込みという職員も相当いますし、私から見れば職員もよくやってくれたなと思います。一番はやっぱり人的被害がゼロなんですね。これは先ほども申し上げましたが、少しずつ上がってくるのであって意外と避難しやすい。ただ29の午前2時頃かな、本当に遅かったんですけれども避難してくれと。楯岡の中町、中央、出しました、避難。10センチぐらいですとそうでもないんですけれども、20センチぐらいになると、もう車で避難はできないんですね。そういう意味で早めにしましたが、そこまでいかなくてよかったなと思っています。こういう災害は私も初めてですけれども、やっぱり人知の域を超えているなと、私たちの考えを越している災害だと思います。 ただ、各避難所にも行きましたが、避難所、私は28日の夜にほとんど回りました。特に西側を中心に回りましたが、訓練はそこそこあったんでしょうけれども、きちんとやっていましたね。長島もしかり、それから樽石か、戸沢市民センター、それから冨本はいたかな、あと新田か、新田の公民館とか行きましたが、きちんとやっていました。そこで指導というか、ある程度慣れているんだなというか、対応がよかったと思っています。そういう人がいるとやっぱりいいかなと。 あとは、自助、共助、公助とありますが、自助努力で7、8割、何でも助かると言いますね、自分で助かるのが大事だと。そこで及ばないものは共助。今回は自助という面ではある程度水没の可能性があるハザードマップを見て、そして、やっぱり保険なり掛けておくべきだろうと今思いましたね。ある程度風水害の保険を掛けておかないと後から大変だろうと。それは自助の部分だと思います。あと今回は自分であと避難できるんで、よっぽどいいんですけれども、いろいろ公民館を分けたり、私が行ったら2か所でカップラーメンなんか食っていましたけれども、そういうふうにやってくれるのは共助なんですね、地域の人がやってくれる。これがうまくいっていると。 あと、うちのほうでは、まず公助ということで最後にいろいろやっていましたけれども、さっきもちょっとありましたけれども、道路の寸断ですね、あれもどういうふうになっているっていろいろ質問を受けましたけれども、どこが上がるかというのは分からないんですね。はっきり分かるのは大久保に行く道路ぐらいで、あとはどこが上がるか、上がってみないと分からない。楯岡も至るところ水びゃんびゃんです、道路。川の上に流れたところ、いっぱいあります。それが1か所や2か所だといいんですけれども、市内全体見れば何十か所なんですよ。 ここを見ると、やっぱり自助といいますか、自分で確認していろいろしなきゃならないなということは相当思いました。もう市役所で何とかできるというレベルというものじゃなかったなと思います。 ただ、これを教訓に、今後はなるべく道路の冠水箇所なんかについては言っていきたいんですけれども、ただ、あちこちあちこち防災無線でも言えません。20か所、30か所になってくれば、あそこ駄目だ、ここ駄目だと言えないわけですね。すると何かアプリみたいな図面で出すのか、それも次々出てきますから、その辺のことを考えれば、もう少し今度検討の余地があるんだという気がします。これを教訓に災害対策が一歩でも前進できるような方向で頑張ってまいりたいというふうに思います。 ○議長 10番 結城 正議員。 ◆(結城正議員) 今、市長のほうから言われたように私も同感でありまして、私も先ほど話しましたけれども、河島に来て三十数年住んでいますけれども、本当に住んでいないと分からないようなこともあるなというふうに思いました。私的には富並生まれですから田んぼが冠水するなんていうことはないと。ですから後からも言いますけれども、大旦川の水門ができたり、ポンプが本当に新しくなったりして、これで私は冠水とかそんなのはないだろうと思っていたら、確かに、でもそれは前よりは軽減されたかなというふうに思っていますし、前だと2回ぐらいはちょっと田んぼに冠水したり畑に冠水したりということもありましたんで、それがかなり回数は少なくなっているのかなと。非常にありがたいなと思っていましたし、今回の水害のそういうようなことはないというふうに思っていたんですけれども、今回は本当に私自身もびっくりしたというようなことです。 あと、ちょっと市長に1点だけあれですけれども、今回、市役所の職員の方、いろんな人いるんですけれども、職員の関係だけちょっと聞きたいんですけれども、あのとき、ちょっとまずかったなとか、今後こんなことないと思っていたんだけれどもななんていうことはないでしょうか。もしあったら。 ○議長 志布市長。 ◎市長 職員も対策本部はよくやっていたと私は思います。ただ100%かというとそうでもないような気がしますね。1つ聞いたのは何かの援助を断ったと。それが何で断るんだという苦情が来たそうでありますが、ちょっと忘れましたけれども、やっぱり寝ていないし忙しいし、なんだかんだというと、ちょっとぶっきらぼうになってくるんですね。なかなか優しくは言えないと思いますが、それがちょっと批判されてあった部分がありますが、これも職員の教育はやっていきますが、ある意味しようがなかったのかなと思いますけれども、やっぱりいろんな電話が来たりやっています。100%対応できなかったことがやっぱりちょっと問題といえば問題、クレームがあったなと思います。 あとは、内部についてはそんなに大きな問題はなかったかなと思っています。 ○議長 10番 結城 正議員。 ◆(結城正議員) じゃ、質問に移りますけれども、市内に多くの被害をもたらしたわけですけれども、最初に被害状況について伺いたいというふうに思います。 私は、被害というのは市内で言えば本当に数えきれないぐらいの被害があったというふうに思いますけれども、建設課、農林課中心に聞いていきたいと思いますけれども、建物関係と道路・河川関係ということで建設課長から被害状況をお聞きしたいと思います。 ○議長 柴田建設課長。 ◎建設課長 お答えいたします。 建設課のほうとしまして、道路・河川関係の被害の状況についてお答えをさせていただきたいと思います。 市道につきましてでありますが、路肩の決壊とか土砂崩れ、あとは冠水などもありまして28路線ほど被害を受けております。それから河川につきましては、主に護岸の決壊とか川のほうに土砂が流入しているということで9河川ほど被害を受けたところでございます。 以上でございます。 ○議長 10番 マイクを使ってしゃべってください。 ◆(結城正議員) 建設課長からありましたけれども、建物関係というか、どこまでがというのはいろいろありますけれども、住んでいる自宅とかそういうこと、工場とか店とかありますけれども、分けるのか分けないのかちょっと分かりませんけれども、その辺については回答なかったようですけれども。 ○議長 柴田総務課長。 ◎総務課長 建物関係ということでございますと、被害調査は税務課で行いまして私のほうでまとめてございます。住家被害につきましては68件、床上浸水が43件、床下浸水が25件の被害がございました。被害の程度で申し上げますと大規模半壊が2件、半壊が11件、準半壊が25件、準半壊に至らない一部損壊が30件であります。非住家、倉庫とか事業所、それから商店、商業施設も含みますけれども118件被害ございまして、床上浸水が96件、床下浸水が22件ほどでございます。 以上です。 ○議長 10番 結城 正議員。 ◆(結城正議員) すみません、私の勘違いで、建物関係、建設課長かなと思いまして大変失礼しました。 じゃ、続いて農林水産業関係ということで農林課長から伺いたいと思います。 ○議長 板垣農林課長。 ◎農林課長 農林水産業関係の被害の状況についてお答え申し上げます。 大雨による内水氾濫等によりまして、市内全域で農地の浸水や冠水が発生しております。浸水面積は490ヘクタールで、被害は水稲が250ヘクタール、大豆110ヘクタール、果樹34ヘクタール、野菜、花卉27ヘクタールなどになっております。被害につきましては440ヘクタールに発生しております。 そのほか、大久保遊水地内で農地、道路及び水路約40ヘクタールに土砂の堆積を確認しておるところでございます。 そのほか、土地改良区の揚水機場などの被害が33か所、農地等の崩れが25か所、農業用ハウスや設備の被害が11件、また農道17路線、林道26路線、水産関係施設1か所に被害が発生している状況です。 以上でございます。 ○議長 10番 結城 正議員。 ◆(結城正議員) ありがとうございました。それで次に被害額ということで聞きたいと思いますけれども、8月28日の山形新聞では、山形県内の被害額ということだと思いますけれども277億円というふうにありました。でも今日昼、ちょっと私、NHKのニュースを聞いていたら、訂正というかね、被害額が多くなって356億円というふうなことで何か吉村知事が発表したというふうなニュースもありましたけれども、村山市の被害額はどのようになっているのか聞いていきたいというふうに思います。 じゃ、先ほどと同じように、こういう分け方で計算できるのかどうかちょっと分かりませんけれども、建物関係ということで総務課長からでいいんでしょうか、最初に伺いたいと思います。じゃ総務課長、建設課長、農林課長というような順番で伺いたいと思います。 ○議長 柴田総務課長。 ◎総務課長 ちょっと議員、356億円というようなことで触れていらっしゃいますけれども、これは山形県の調査した被害額でございますけれども、これにつきましては県管理施設の道路、河川、砂防、下水道、それから農林水産関係被害、それから聞き取りによる商工業関係というようなことの合計が356億円ということでありまして、これには農林水産関係は市からの報告が積み上げになっていますが、市町村管理施設、道路、河川等については積み上げに入っておりません。また県のほうでは住家被害についてはまとめ上げておりませんし、私どものほうでもまとめておりません。 実は、被害額にして住家に対する半壊等の最終的価格または復旧額を個々に算出するのは非常に困難であるため、その被害の程度だけしか公表していないという報告の仕方ということでは被害額を出さないで半壊あるいは準半壊、全壊、そういった形での捉え方ということでご了承いただきたいと思います。 したがいまして、これは他市町村も同様でありますので、こちらの額、非常に大きな額ではありますが正確に捉えることが困難であります。特に事業所関係とかですと機械とか商品とかそういった被害も非常に多くございます。県のほうでは商工会等に聞き取りをして大ざっぱに把握は努めておるようではありますが、積み上げる仕組みがそもそもございませんので、その辺ご了承いただきたいと思います。 私からは以上でございます。 ○議長 柴田建設課長。 ◎建設課長 建設関係の被害額について申し上げます。 市道につきましては、本復旧、応急対応も含めまして約1億6,500万円、河川につきましては2億5,300万円ほどとなっているところでございます。 ○議長 板垣農林課長。 ◎農林課長 農林水産関係の被害額についてお答えいたします。 まず、農作物の被害額の算定につきましては、作物ごとの被害面積に山形県で経営の指標を出しておりまして、その単位面積当たりの販売収入額と被害箇所ごとに作物の収量の減収割合を掛け合わせまして推計するもので、総額で7億3,000万円と推計をしているところでございます。 被害額につきましては、水稲、大豆などの穀物類が1億3,800万円、果樹3億400万円、野菜2億7,000万円と想定をしております。これらの作物の被害につきましては、被災直後の調査に基づく推計値でございまして、その後の適正な管理によって被害が軽減される可能性があるものでございます。 そのほか、農業用ハウスの破損や農業機械、畜産設備の水没による被害が約4,000万円、揚水機場などの土地改良区施設や農地の被害が約11億4,500万円、林道などの林業施設の被害が約3,400万円と推計をしておるところでございます。 以上でございます。 ○議長 10番 結城 正議員。 ◆(結城正議員) 今の時点で被害額なんていうのは、かなり計算するというか把握するには大変なものだということは分かっているつもりで質問をさせてもらいましたけれども、そうすると、さっき総務課長からの市の総額として被害額どのぐらいなのかというか、聞きたいなというふうに思っていたんですけれども、その額については出てこないというふうな理解でいいのか、今、建設課なり農林課からありましたけれども、あと、そのほかの課なんかにも、例えば学校ののり面が崩れたとかいろいろあると思うんですけれども、その辺も合わせた額というのは出てこないというふうな理解ですか、ちょっと総務課長にお願いします。 ○議長 柴田総務課長。 ◎総務課長 先ほど、建設課長、農林課長から報告ありました数字と、ほかに学校関係で敷地内ののり面が崩落2か所、冨本小と戸沢小、3,600万ほどの被害がありますので、合わせますと24億300万ほど、現在把握している中ではそうです。 ただし、これには先ほど来申し上げていますけれども、住家、事業所関係は入っていません。また県管理施設、国管理施設の被害も入ってはおりません。 以上です。 ○議長 10番 結城 正議員。 ◆(結城正議員) 分かりました。先ほど県の被害額についても、8月28日の時点では277億円と。今日ニュースの発表だけで聞きますと356億円と。70億ぐらい増えたのかなと思いますけれども、この関係については私もそんなすぐに計算できるというふうには思いませんけれども、村山市的には総務課長に話を聞けば24億円だったと。本当に私なんか想像できない金額だなというふうに思って、大変な被害だったんじゃないかなというふうに思います。 そこで、復旧の関係ですけれども、早期に復旧に向けた取組についてですが、道路関係で建設課関係で道路が通行止めになっているなんていうところはないというふうに思いますけれども、あるのかどうか。 その他、復旧作業、すぐにはできないので、これからどういうふうなことで建設課として復旧していきたいというふうに考えているのか伺いたいと思います。 ○議長 柴田建設課長。 ◎建設課長 お答えをいたします。 市道関係でありますが、現在までに市道6路線につきましては復旧を終えておりますが、依然として5か所ほどでまだ通行止めがございます。そのほか数か所で幅員減少などでの通行制限を行っているところ、まだ依然としてございます。 今後の対応につきましては、まだ復旧なっていない市道22路線、それから9河川につきまして、公共災害とか単独災害としての復旧を目指しております。今年度中に測量設計を終わらせまして、復旧工事のほうも今年度中に着手できるように進めてまいりたいと考えているところでございます。 ○議長 ボタンを押してください。 10番 結城 正議員。 ◆(結城正議員) すみません、道路関係については、まだのり面なり崩れているところなんかもあるということで聞きました。復旧の関係ですけれども、今年中に雪降るまでというのは、この辺の地区ではありますけれども、雪降るまでに直せるとか直せないとかというのはちょっと分からないというふうに捉えました。 補正予算のほうもちょっと関わるんですけれども、公共災害のその災害費で道路関係で金がついていますけれども、その金で十分というふうに考えているのかどうか、建設課長、もし分かりましたらお答えをいただきたい。 ○議長 柴田建設課長。 ◎建設課長 今回の補正で、まず災害復旧の工事請負費を計上させていただいておりますが、8月の専決の段階でこれに係る測量設計委託料を組ませていただいて、今、測量設計を行っているところでございます。その結果を踏まえませんと正確な復旧額は出てきません。場合によっては工事請負予算では足りなくなる可能性もありますが、測量設計が終わってございませんので、それを見ながら不足すれば補正なりをお願いしたいなというふうに考えているところでございます。 ○議長 10番 結城 正議員。 ◆(結城正議員) 分かりました。それで、じゃ農林課関係で林道なり、かなり崩落したり通行止めを行っている関係もあると思いますけれども、その辺について農林課長から伺いたいと思います。 ○議長 板垣農林課長。
    ◎農林課長 林道の通行止めの状況とその対応についてお答えしたいと思います。 まず、林道は先ほど申し上げたとおり26路線が被災を受けております。そのうち現在も通行ができないものは15路線というふうになっております。林道の奥のほうに農地や施設があり急を要する路線、そういったものを優先して復旧の対応を進めているところでございます。 そのほか、国の災害復旧事業により復旧を予定している路線が2路線ありまして、こちらについては10月の国の災害査定の準備を進めているところでございます。査定を受けて早期の復旧に努めてまいりたいと思っております。 また、現在通行止めになっている林道の中で国との併用林道が3路線ございます。こちらにつきましては、国の山形森林管理署のほうで復旧事業を行うこととしております。ただ、その中でも山の内にある山の内林道につきましては、国有林野の土砂の崩壊が非常に規模が大きくて復旧に時間を要するというような状況になっております。引き続き早期の復旧について調整を図ってまいりたいと思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長 10番 結城 正議員。 ◆(結城正議員) 復旧の関係については、なるべく予算の関係もあるというふうには思うんですけれども、予算を十分取ってきてもらって早く復旧をしてもらいたいと思いますし、来年の春には通れるようにというのが私の希望ですけれども、そんなことでお願いしたいと思います。 農林課長にちょっとあれですけれども、村山東根土地改良区、村山西部土地改良区関係で、最上川からの揚水機関係の被害が多く見られたというふうに思います。揚水機関係の復旧はどうなっているのかをお聞きしたいというふうに思います。 今年の揚水は終了しましたけれども、7月28日から1か月ぐらいの揚水が止まったところなんかもあったり、補助のポンプでやったりしたところもあるようですけれども、十分な水が確保できたのかどうか、その辺の状況を聞かせてもらうのと、あと来年春には復旧できる見込みなのかどうかをお聞きしたいというふうに思います。 ○議長 板垣農林課長。 ◎農林課長 揚水機場の被害の状況と復旧の見込みというようなことでお答え申し上げます。 最上川の増水に伴いまして、また内水氾濫に伴いまして、土地改良区の揚水機場が7か所浸水をしまして、内部にある揚水ポンプやモーター、配電等の電気設備が被害を受けておりまして揚水ができない状況になりました。完了している土地改良区では、代替の用水の確保として2つの方法で対応しております。1つ目は、ため池や河川の自然水利で対応したもの、2点目は土地改良区の所有している、または借用した移動式のポンプによって取水で対応しているものなどになりますけれども、各揚水機場の受益の区域の状況に合わせて対応を行っているというふうに伺っております。 ただ、その中でも現在、県営の土地改良事業を行っている名取地区におきまして、こちらのほうも最上川の沿線にある揚水機場が浸水被害を受けまして、応急の対応として臨時のポンプを借用し用水の確保を行っているところなんですが、通常の半分程度の用水量というふうになっております。不足している用水を補うため、土地改良区の移動式ポンプを借用して末端まで水が行き渡るよう個別に対応しているというような状況になっております。 いずれにしましても、被害を受けた揚水機場につきましては来春のかんがい用水の取水に支障にならないように、改良区と県と協議をしまして復旧工法の検討と災害復旧事業への採択の準備をただいま進めているところでございます。 以上でございます。 ○議長 10番 結城 正議員。 ◆(結城正議員) 揚水機の関係で、ほかのところもいろいろあるんですけれども、名取地区の揚水機場の関係で、私、昨日もちょっとある米を作っている方と会ったんですけれども、今年はかなり水も少なくて水が欲しい時期に少なかったということで、かなり大変な思いをしておりますし、水をくむにもというか、田んぼに入れるにもつきっきりでやっていなきゃなんないなんて話で、そういう時間的な関係も大変だねという話をさせてもらったんですけれども、来年どうなるのかというのをちょっと心配していますんで、その辺、土地改良区と市がいろいろ打合せをしながら、来年の春には水が心配ないような形を取っていただきたいなというふうに思います。 それで、市長のほうにあれですけれども、大旦川流域の総合的治水対策と最上川上流河川整備の促進について伺いたいというふうに思います。 村山市の重要事業として継続して要望してきていて、今年6月にも県に要望書を提出してきた事項だと思います。先ほどから話をしていますけれども、私的には大旦川なり、村山市が重要事業として要望している事項について早期に事業をやってもらいたいというふうな結論なわけですけれども、その事業が先ほど午前中もありましたけれども、市長からはその事業が終われば完全に洪水被害なんかないんだというふうには、先ほどからの話で私も思っていますけれども、その辺について事業の推進なんかについて市長の決意をお願いしたいなというふうに思います。 ○議長 志布市長。 ◎市長 今回の思わぬ水害があったことで、要望はすごくしやすくなったと思います。早速、来週、国交省大臣に会う予定を組んでいただきました。大臣に面会できて窮状を訴えてくるつもりであります。ある国の参議院議員も来て、この辺、国交省のキャリアの出身の人ですけれども、やっぱりこれは進めないとうまくないなということで、国交省のどこそこに行ってくれと言われていますので、今回の被害を受けたことで本当にこちらも非常に要望を出しやすくなりましたし、これによって、ある程度前進するんではないかと思っていますので、ご期待くださいとは言いませんけれども私も期待しているところであります。 ○議長 10番 結城 正議員。 ◆(結城正議員) 今、市長から力強い決意がありましたので、国交省の関係、大臣の関係もよろしくお願いしたいというふうに思いますし、私も河島に住んでいる一人の人間として、河島がかなりいろいろ関わっていますんで、よろしくお願いしたいなというふうに思います。 最期、この項の最後になりますけれども、総務課長にお願いしたいんですけれども、今回の豪雨災害の状況を後世に記録として残すための取組をお願いしたいというふうに思います。私思うに、どうしてこれまでになかった最上川の最高水位になったのかとの疑問もあります。このような疑問に答えるためにも記録を整理して、後世のためになる、市民の方に認識してもらうためにも今回の状況を記録に残しておくべきだと考えますが、総務課長、どういうふうに考えているか伺いたいと思います。 新聞なんかも見たりしますと、いろいろ分かるというふうに思いますけれども、村山市的には1冊というかな、一まとめにした本にして残すべきだと。販売目的じゃなくてもやるべきじゃないのかなというふうに思っていますけれども、考え方を聞かせてもらいたいと思います。 ○議長 柴田総務課長。 ◎総務課長 原因の分析とか、なかなか専門的なこともございますので、どれだけのことができるかはちょっと今のところ申し上げられませんけれども、何らかの形で残しておくような対策を講じてまいりたいというふうに考えます。 ○議長 10番 結城 正議員。 ◆(結城正議員) じゃ、総務課長のほうにはよろしくお願いして、この項の質問を終わります。 次ですけれども、農業委員の委員選任について質問したいというふうに思います。 私は昨年12月の議会の中で、農業委員の任命制による成果について、任命に当たっての考え方と進め方についてということで質問させてもらいました。6月議会で選任について同意していますので、今回の選任について異議を申し立てるものではありませんし、今回選任された方に3年間、村山市の農業発展のため精いっぱい頑張ってもらいたいと考えております。 しかし、今回の選任について見てみますと、前回同様に今回も選任について問合せは何回かしているようでありますし、問合せしている方からも、ちょっと私も個人的に話を聞きましたけれども、そこで3年後の選任に当たっての参考にしてもらえばと思いまして発言をいたします。 農業委員会法の農業委員の選任に当たっての必須要件として、認定農業者の個人及び認定農業者の法人の役員が全体の過半数を占めること、農業委員会の所掌に属する事項に関し利害関係を有さない者を含める、これが必須条件です。また努力義務として、年齢、性別に著しい偏りが生じないように配慮する。女性とか青年、50歳未満の登用ということになっています。あと公共性の高い農地集約や権利移動に関する農業委員会の決定は、高い中立と地域からの厚い信頼性を必要とすることを鑑み、農業委員の選任に当たっては地域の代表制を堅持されるように十分配慮するとなっております。 私が今回質問したいのは、必須要件となっている件についてです。農業委員会の所掌に属する事項に関し利害関係を有さない者を含めるとなっている件についてであります。 中立委員と呼ばせてもらいますけれども、6月議会の中で当局の回答は、中立委員は1名いるとのお答えでした。この1名の方が本当に利害関係を有さない者に当たるのかとの疑問であります。問合せしている方はこのほかの内容の問合せをしているかもしれませんけれども、この件に関して問合せ者に対しどのような話をしているのか、回答をしているのか、農業委員会事務局長に発言をお願いしたいと思います。 ○議長 軽部農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長 お答えいたします。 問合せについてでございますが、具体的な内容につきましては大変申し訳ございませんけれども、個人とのやりとりですので、この場でお答えするのは適当でないかと考えます。 以上です。 ○議長 10番 結城 正議員。 ◆(結城正議員) 問合せ者との話については、個人的なやつなんで回答できないというふうなことでした。私からすれば大変残念、もう少し話をしてもらってもいいかなというふうに思いますけれども、じゃ私から次回の農業委員の選任に当たっての農業委員会へお願いというようなことでちょっと話をさせてもらいたいと思います。 農業委員会の農業委員の選任に当たっての必須要件、努力義務に沿った選任をお願いしたいというふうに思います。今回の村山市農業委員の応募申込書、農業委員候補の評価表などを見せてもらいましたけれども、中立委員、女性、青年の方の選任が難しいというふうに思います。応募申込書、評価表の中に中立委員希望とか、どういう書き方をするのかちょっと分かりませんけれども、中立委員希望とか、女性・青年・非認定農業者希望の枠を入れて、認定農業者地域代表者枠何名、中立委員希望枠何名、女性・青年・非認定農家希望枠何名と決めながら選任していく方法としたらどうかというふうに私はちょっと考えました。 これからの農業は大変厳しい時代になると思っています。農業委員会が先頭になり、これからの農業を考えてもらいたいと思います。そういうことで次回の農業委員の選任に当たって農業委員会事務局長はどのように考えているか、発言をお願いしたいと思います。 ○議長 軽部農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長 お答えいたします。 次回に向けた募集方法、評価方法についてでございますけれども、ご提案の青年・女性・認定農業者別枠募集ということですけれども、制度上、実施は困難でございますが、中立委員を別個に募集している自治体などもあるようでございますので、そういったことを吟味しながら、いずれにしましても国の方針に沿い、分かりやすい募集を心がけまして取り組んでいきたいと考えております。 また、評価方法についてですが、様々な評価方法があるということは承知しております。まだ制度的に始まったばかりでございます。いろんな状況の変化、また自治体間で情報交換等を行いながら検討していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長 10番 結城 正議員。 ◆(結城正議員) 事務局長の言う内容についてもそれなりに理解をしたつもりですけれども、なるべく農業委員の選任に当たってということで、中立委員の方なり若い人、女性の方にも入ってもらうというふうなのが私的には希望しますし、これからの農業を考えた場合に多くの人の意見を聞きながらやっていくということも必要。農業委員会がやるべきなのか、それとも農協あたりがやるべきなのかどうかというとあれですけれども、農業委員会としても、農業委員会は市長が任命してということなんかもありますし、かなり権威の高い組織だなというふうに思いますんで、そういうふうにしてもらいたいなというふうに思います。 そういうことで、市長から最後に、前回もいろいろ問合せがあって今回もあったというふうなことも含めて、3年後の関係なんかについても考え方がありましたら発言を伺いたいと思います。 ○議長 志布市長。 ◎市長 農業委員は、ご存じのように特別職なわけで今までは選挙で選んでいたんですね。ところが今任命制に変わっていますが、どちらにしましても特別職で報酬が出るわけであります。いわゆる一般的に考えれば一つの就職になっているんですね。この就職とか報酬が出るものを議会で承認といいますか、するわけでありますが、やっぱり非常に重い選択だなと思っています。 ですから、何回も問合わせがあったそうでありますが、それ1人の方でしょう。何人も来れば、これはやっぱり考えますが、今回選ばれなかったのもいますが、来ているのは1人だけだと伺っております。ですから、そういう気持ちは分かりますが、こちらもやっぱりある程度報酬をあげる特別職でありますので慎重な選び方をしなきゃならないと思っています。当然難しいことは分かりますが、今後いろいろその辺を考えて、できる限り公平性のあるように。 ただ、私は一応審査会やって上がってきて覆すということはなかなかできません。やっぱりいろんな項目で点数つけてきますから、それを市長の権限で覆すなんていうことはできないわけです。そして、いろんな方から言われて、なら、こいつ変えるべとか、別な人にすると、そういうこともしないわけですね。そういうことすると何だと疑われます。ですから人事は非常に微妙なんでありますが、農業委員会で言っているように、ある程度透明性の高いものを今後取り入れてまいりたい。 ただ、幾らやってもある程度の批判は受けると思いますが、ここは難しいところであります。研究をしてまいりたいと思っています。 ○議長 10番 結城 正議員。 ◆(結城正議員) 3年後のことになりますんで、今からいろいろな議論をしながら、よりよい選任に向けてやっていくことを私も含めてお願いしたいということで、私の発言を終わります。 どうもありがとうございました。 ○議長 10番 結城 正議員、終わります。 この際、暫時休憩いたします。 次の会議は午後2時15分から行います。     午後2時03分 休憩     午後2時15分 再開 ○議長 休憩前に引き続き会議を開きます。----------------------------------- △阿部正任議員の質問 ○議長 4番 阿部正任議員。   (4番 阿部正任議員 登壇) ◆(阿部正任議員) 4番 阿部です。 7月の豪雨にて被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。甚大な被害の中、その状況や浸水した住宅等の後片づけの様子を見回らせていただきました。自然の力、自然災害の猛威を実感いたしましたが、そんな中、ある地区で自ら被災し後片づけをしながらも、にこやかに笑顔で話してくれた高齢者の一言、「こんなことになったけれども、周りを見てみろ。どこの家でも息子、娘来て、親戚衆来て、近所の人たちが集まって助けに来てくれる、うれしい」、そんな言葉を聞き、コロナ禍でもあり集えなかった人々の自然の猛威にも負けない絆の強い力も感じました。 その中の1件、高齢者の独り暮らしの方にも息子、親戚、近所の方が駆けつけ、その方はそれでもここに住み続けたいと、一刻も早く元の生活に戻すべく作業を続けておられました。その姿も印象的でした。 この土地、村山に住み続けたい、住み続けている高齢者は大勢おられます。多くは私の親の世代かと思われます。この村山市、子育て支援に関しては県内でも目を見張るような新規事業を展開し、その支援の力はすばらしく、私もその恩恵を賜り感謝申し上げます。 しかしながら、私の親の世代は、今のような子どもの医療費などのいろいろな支援も昔はあまりなかったでしょう。汗水流して働き、家業、家事をしながら子育てに追われ、その苦労は計り知れません。そんな方々が高齢化し、高齢夫婦のみの世帯、高齢者が独り暮らしの世帯が大分増えております。まだまだ運転免許を持って通院や買物に車を使える方も多いでしょう。しかしながら現在、自前の交通手段がなく通院や買物に苦慮している方々がたくさんおられます。こういう方々は高齢による免許返納に伴い、さらに増えると思われます。 高齢者医療、介護保険事業等、多額の支援も高齢者には行われておりますが、まだまだ元気な高齢者に動き回れる交通手段などの支援が必要かと思われます。これらに関し質問いたします。 市のほうでも、市営バス、買物バス、デマンドタクシー、社会福祉協議会のかーうー号などの様々な事業を展開しておりますが、まずは市営バス、買物バスについてお伺いいたします。 現在、5路線20便で運行なされております。高校生以下70歳以上、障害者の方は無料ということで大変助かっているとの声を聞きます。路線、時間帯を考慮し、車体を効率よく運用しているようです。ただ路線、時間帯によっては乗車率のよくない便も見受けられるようです。 楯岡北町-市役所線については住宅地を通るということもあり、自宅よりちょっと歩いたところに停留所も多く、またスーパーでゆっくり1時間ぐらい買物をしてちょうど帰りのバスに乗れるという、利用者には大変好評でした。時には満員近くになることもあるということで、交通手段のない方々には大変喜ばれているようです。 一方、河西地区から楯岡、谷地方面をつなぐ路線を見ますと、乗客数が極端に少ない便も見受けられます。利用者は「このバスがあって助かる、このバスがなくなるとどこも行かれない、バスはなくさないでほしい」と懇願するように語らっております。利用者やほかの住民に市営バスの利用のしづらいところの意見を聞きますと、バス停留所が遠いといったことが大きな要因の一つです。まずはこの点の改善が必要かと思われます。 交通量の多い楯岡地区での導入は無理でしょうが、ほかの地区にはフリーストップ区間、バス停がなくても路線上なら手を挙げるなど合図をすればバスに乗り降りできる区間を設けていただきたいと思います。特に買物をした帰りは荷物を持っての自宅までの歩きは大変だと伺いました。 その他改善点として、乗車率の低い便に関しては車体の小型化や曜日を間引いての減便、その減便で他地区への路線拡大、充実などが可能かと思われます。 この春、市民環境課では市営バスの無作為に選んだ沿線住民にアンケートを行いましたが、その結果も踏まえ、改善点など市民に利用しやすいバスにしていただきたいと思います。現在の利用状況を含め市民環境課長にお尋ねいたします。 ここまで登壇での質問といたします。 ○議長 大戸市民環境課長。 ◎市民環境課長 お答えいたします。 市営バスについてのご質問を頂戴いたしました。初めに、市民バスの利用状況から申し上げます。 市営バスにつきましては、昨年度、買物バスも市営バスに移行いたしまして、全部で5路線20便でございます。利用人数は全部で1年間で1万4,323人、1日当たり56.4人、1便当たりの平均は3.0人になっております。 昨年度、料金のほう、1回200円から100円に値下げして70歳以上と高校生以下無料としたところです。この効果もありまして利用人数につきまして前年度と比較して554人の増、率にすると4%の増という状況でございます。 続きまして、ただいま議員のほうからフリーストップやバスの小型化などのご意見を頂戴したところでございます。 市民環境課では、本年2月にバスに関するアンケートを実施いたしました。その結果、65歳以上の皆様から議員ご指摘のように、バス停が遠いと、また家の前など自由に乗り降りできないかという意見を多数頂戴したところでございます。市といたしましてもこれを受けまして、バスの小型化並びにフリーストップの導入について検討を始めていたところでございます。 フリーストップにつきましては、何より安全の確保ができるかということが重要ということで、陸運局などと打合わせをしているところでございますので、今後、関係機関と十分に調整をしてまいりたいと考えております。併せて運行全般についても見直しを図っていきたいと考えているところです。 また、曜日によっては運転を間引いてといいますか、その分で路線の拡大を図ってはどうかというご提言、大変興味深く伺ったところでございます。アンケートにおきましても集落内を回ってほしいというご意見頂戴しております。今後見直しを進める中で地域の皆様からのご意見をいただきながら検討してまいりたいと存じます。 以上です。 ○議長 4番 阿部正任議員。 ◆(阿部正任議員) 私が考える前に検討いただいたというころで、大変ありがとうございます。今はお年寄りに向けてでしたけれども、高校生にも私乗ってほしいと思っております。高校生というのは昔はバスで行くというのが普通というか、冬場はバスというのが多いでした。今ではちょっと生活形態が変わったというか生活様式が変わって、親が車で送り迎えするというのが当たり前みたいになっています。でもバスに乗って通学、一冬2、3回しかバスに乗りませんでしたが、ふだんは村農まで私は歩いて通っていましたが、たまにバスに乗ると、いや、友達いっぱいいて楽しいなという感じで乗っていましたが、そういう雰囲気も今の子どもに味わわせたくて、高校生にももっとバス利用をしていただきたいと思います。 そこでですが、高校生、市営バスがあるということも知らない子も多いようです。もちろん無料というのも知らない子も多いようです。そこで高校生への市営バスの周知化というか、駅で時刻表を配ったり何かキャンペーンのカード配ったりとか、そういうようなことをするとか、あと高校生の乗りたくなるバス、外観ですね、目を引くバス、ちょっときれいなバスとかかわいいバスとか、そういうのにできればもっといいかなと思います。 あと現在ですが、夜の7時半過ぎに村山駅に着く下りの電車、これに乗っている生徒を迎えに来る親の車で、夜の7時過ぎから、あそこ30台、40台くらい渋滞しています。その時間帯にもしバスを出してくれればとも思います。でも乗る生徒がいるのかなと心配なところもありますが、その辺のご検討はいかがでしょうか、市民課長。 ○議長 大戸市民環境課長。 ◎市民環境課長 お答えいたします。 高校生の利用しやすいバスということにつきましては、検討の課題だということで捉えているところです。用紙アンケートでは高校生向けのアンケートも行いましたが、実際に約6割の高校生の方から無料でバスを利用できるということを知らなかったというご指摘を頂戴しているところでございます。議員ご指摘のとおり、何らかの周知活動に取り組む必要については必要性を感じているところでございます。 目を引く外観のバスがよろしいのではないかというご指摘でございます。ただ市営バスの運行につきましては、車両の確保を含めて事業者に委託をしております。したがって車体そのものをペイントする、カラーリングするといったことは難しい状況にはございます。ただ目立つようなステッカーを貼るなど、そういった工夫ができるのではないかということは考えております。 夜の電車、7時半頃、7時45分、新庄行きがあるようでございますが、こちらに合わせたバスをとの意見を頂戴いたしました。利用者のアンケートでも、夕方から夜にかけて村山駅を出発するバスのご希望を頂戴しているところです。ただ7時半に限らず自分の帰ってくる時間、4時半、5時、6時半、7時半ということで、それぞれバスの希望があるという状況でした。ただ、あとはそれに実際乗っていただけるのかであったりも含めて、今後需要のほうを見定めながら検討させていただきたいと存じます。 以上です。 ○議長 4番 阿部正任議員。 ◆(阿部正任議員) 高校生用も検討していただいているということで、大変ありがとうございます。 次に、デマンドタクシーについてお伺いします。 利用地域が限定されてはおりますが、タクシーが玄関まで送迎してくれ、指定停留所も各医院やスーパーと幅広く、低料金で使いやすい印象を受けます。利用状況、利用者数、その増減などはいかがでしょうか、お伺いします。 ○議長 大戸市民環境課長。 ◎市民環境課長 お答えいたします。 デマンドタクシーは、大倉地域の一部、それから冨本地域全域、あと戸沢地域の一部で運行しております。1日のうち8つの時間帯をご指定していただいて予約制で利用いただくというシステムでございます。 令和元年度、昨年度の利用者数、全体で4,251名です。1日当たり14.7人になります。前年度と比較しますと71人の増ということでほぼ横ばい。この状況につきましては平成28年度以降、ほぼこの程度、1万四、五千といった形で推移しているところでございます。 以上です。 ○議長 4番 阿部正任議員。 ◆(阿部正任議員) こちらも利用者増えているということで、またよろしくお願いいたします。これらの事業に関しては、市でも委託金や負担金など多額の資金が発生していると思いますが、その財源は維持できていけるのでしょうか、市民課長お願いします。 ○議長 大戸市民環境課長。 ◎市民環境課長 お答えいたします。 昨年度の決算で見ますと、市営バスやデマンドタクシー、それから山交バスへの路線維持補助金、こういったものを合計いたしますと約4,200万円程度になります。 これに対する財源のほうをご心配いただいておりますが、財源でございますが、山形県の市町村総合交付金のうち生活交通確保対策事業として155万6,000円が交付されております。それ以外、4,000万超でございますが、これについては国や県の補助金等はなく全て市単独の経費ということになっております。ただし公共交通に係る赤字分につきましては、その80%相当額が特別交付税で措置されるということになってございます。 ○議長 4番 阿部正任議員。 ◆(阿部正任議員) 分かりました。市ではそんなにとは言いませんが、負担は大きくないということですかね。 次に、福祉課でも行っております福祉協議会ですね、かーうー号というのが去年8月から始まりましたが約1年になります。この買物サービス、これも玄関まで送り迎えしてくれて、スーパーに行くとスーパーでボランティアの方が待っておって、重い荷物を持ってくれたり高い所にあるものを取ってくれたりということで、さらにすばらしいサービスかと思います。この利用状況というか、福祉課長、お願いします。 ○議長 小玉福祉課長。 ◎福祉課長 ご質問の買物支援事業ですが、名前をかーうー号ということで呼んでおるものですけれども、この事業につきましては先ほど来お話ありましたとおり、高齢者の買物支援のためのバスまたはデマンドタクシーなどの制度がございますけれども、それらの制度の利用もなかなかできない制度のはざまにある方を何とか救えないかというようなことで昨年度から始めたものです。 具体的には、これまで実施しておりました外出支援サービスという事業で車両と運転スタッフを抱えておりますけれども、こちらのサービスの間の空き時間を利用しまして、それらの買物支援サービスに充てているというものでございます。 現在、利用登録者は26名ということで確認をしているところです。市内ほとんどの地域で登録していただいているようで、7月の利用回数を申し上げますと、8回の運行で延べ22人が利用しているというようなことで、この運行の内容ですけれども、先ほど言ったとおり買物支援サービスの空きを利用した活用ということで、週のうち2回の運行となっております。火曜日の午前と木曜日の午後というようなことでスタートしたものです。これは昨年8月から試行的に運行してみているというような状況になります。 始まりは、対象者としましては、いきいきネットワークで見守りが必要な方々、また、ふれあい・いきいきサロンの利用者、あとは老人クラブの会員などで登録を行っている方々というようなことで、これらの中で買物に困っている方を対象として試行的に行っているものです。こういった対象者でありますので当初は週2回の利用と、運行というようなことでスタートしたものでございます。 スタッフは、現在、運転手6名と買物に付き添いいただくボランティア6名、使用車両は現在3台というふうなことで運行を行っているものです。 以上です。 ○議長 4番 阿部正任議員。 ◆(阿部正任議員) 大変好評ということで、私も2、3回ほどスーパーで、このかーうー号にお会いしてちょっと眺めていたんですが、中の3、4人のおばあさんでしたけれども、何か楽しそうで仲のいい友達が買物旅行に来たみたいな雰囲気で、これはすばらしいサービスだなと思っていましたが、これ、もっと増やすということにはいかないんでしょうか、台数を増やすですね。 ○議長 小玉福祉課長。 ◎福祉課長 運行をもっと増やせないかということについては、先ほどもご説明申し上げたとおり、本来、外出支援サービスで運行しているそのものを活用している、空き時間を活用しているという状況でありますので、物理的には運転スタッフと車両を増やせば対応は可能となりますが、それに伴って増える財源の負担の問題が一つ出てまいります。現在、利用者から300円を頂いて運行しておりますけれども、付き添いいただくボランティアスタッフの手当のほうに財源として充てておりますので、それ以外の経費としては市のほうからボランティア事業の補助として流しているものであります。 対象者がある程度限られておりますので、その方々が今利用して、今のところ足りないとか不都合があるというような声は出ておりませんが、そういった意味合いからすると、市営バスとかデマンドタクシーというほかの制度との整合性、すみ分け、またはタクシーとかバスの民間事業との調整、この辺を経て可能であれば増やすこともできますが、今のところ現在のスタイルでもう少し状況を見て判断すべきものかなというふうに捉えております。 ○議長 4番 阿部正任議員。 ◆(阿部正任議員) 先ほども言いましたが、市営バス、停留所が遠い、デマンドタクシーというのは地区が限られております。このかーうー号というのはどこにでも行けるわけですね。頑張って増やしてほしいと思いますんで、よろしくお願いします。 今までは主に高齢者の買物、通院などの外出支援について聞いてまいりましたが、体調の関係で外出できない、そんな方もたくさんおられると思います。こうした方々に売り手のほうから出向いていく移動販売も、これからこの地域では重要な事業になると思います。私も数回、ある移動販売車に同乗させていただきました。軽トラックの移動販売ということで、限られた商品の中からですが、にこやかに自分の手に取り商品を取り選ぶ様子は、見ていましても、この移動販売車がこのお年寄りにはかけがえのない外とのつながりになっているのだなと思い、この移動販売も大事な事業だと思います。市では直接支援はできないでしょうが、移動販売にも応援のほう、市からよろしくお願いしたいと思います。 これまでの買物支援、高齢者の買物支援、外出支援について、市長はこれからどういうふうにお考えでしょうか、お尋ねします。 ○議長 志布市長。 ◎市長 これからの高齢化社会に向かって、買物支援というのは非常に大きな問題になってくるんですね。俗に言う買物難民でありますが、これについていろいろ検討した結果、今の状態になっております。一応、市内全域にこういう網羅をしているはずであります。 ご存じのように、民間路線が走っているところは公共交通は走れないんですね。ですから特定で申し訳ありませんが、山交が走っているところについては私どもは行けません。そのほかについて空白地帯を網羅しているつもりであります。 これからも買物難民については大きな問題になってくると思います。いろんな方法で今やっているのは、議員がおっしゃるとおりやっていますので、例えばかーうー号をもっと充実というような話ありましたが、需要がありましたらそういう方向で考えてまいりたいと思います。今のところは対象も限定されていまして、迎えに行って往復はボランティアの車、下手すると白タクみたいな営業になりますから、そうならないようにやっていると。あと、例えばスーパーでボランティアの人が待っていて、その方がついて回るんです、ご存じでしょうけれども。だから行き帰りと全然違うんですね。そういうふうになると人数がかかってまいりますので、非常に喜ばれているということで私もいいと思いますが、需要を見ながらそれもやっていきたいと思います。 また、そのほかにいろいろ出てくるものであれば、その都度検討してまいりますが、今のところ今の方法でよいんではないかと思っています。 ドア・ツー・ドアで行けば一番いいんですけれども、やっぱり金銭的にちょっと無理が出てくる場合がありますから、さっき議員がおっしゃったようなフリーストップ、あれなんかも一つの方法でよろしいんじゃないかと。ただ、やっぱり交通法規とか法に縛られる部分がありますから、その辺のことは担当課で検討してまいります。まず、なるべくよりよい方向にこれからも検討してまいりますので、よろしくお願いをしたいと思います。 ○議長 4番 阿部正任議員。 ◆(阿部正任議員) 高齢者の外出支援、市長もよろしくこれからお願いしたいと思います。 次の質問に入ります。 楯高跡地利活用についてですが、6月でしたか、基本設計説明会にも出席させていただきました。にぎわい創出、多様な利用者が集う場とありましたが、どうも私には一体どういう人が何をしにそこへ集まるのか、もうひとつ分かりませんでした。ちょっと市民の関心も、もうひとつ低いように思います。具体的にどういった目的を持った人が、どういう年齢層の人が集まってくるのでしょうか、政策推進課長にお願いします。 ○議長 原田政策推進課長。 ◎政策推進課長 お答え申し上げます。 楯岡高校跡地の利活用についてでございますが、全体方針としまして、多様な利用者が集い、にぎわいの創出と経済効果を生む拠点を目指して整備を行うこととしているところでございます。そういったことから貸しオフィスの入居者として施設で営業活動を行う方などはもちろんでございますが、基本構想の中でもコミュニティ機能や子どもの遊び場、そういった機能も必要ということで考えておりますので、市民のニーズを把握しながら、先ほどの業務を行う方のほかにも、当然、子どもや高齢者、気軽に集えるような場所になることを想定しているところでございます。 以上です。 ○議長 4番 阿部正任議員。 ◆(阿部正任議員) 私は、ちょっとある方とお話をしていて、あそこに子どもの遊び場を造りたいんだという方がいまして、どういうのやと聞きましたら、スケボーのスケートパークといいますか、そういうのをぜひ体育館のピロティに造ってほしい、そうすれば冬でもできる。あと今はやりのボルダリングというんですか、フリークライミングというか、そういうのも造ってくれれば冬でもできるし体力づくりにもなるし、若い青年も集まってくる。今その2競技はオリンピック競技にもなっていますし、これから人気の出てくるスポーツだと思います。ぜひそういうのを造ってほしいんですけれどもと提案したんですが通りませんでしたということですが、その辺の検討はしていただいたんでしょうか。よろしくお願いします。 ○議長 原田政策推進課長。 ◎政策推進課長 お答え申し上げます。 今話のあったスケボーパークですとかボルダリングの話、子どもの遊び場については、先ほど申しました利活用の基本構想の中で当然うたっているところでございます。 それで、今通りませんでしたというお話を伺いましたけれども、通りませんでしたということではございませんで、今回第1期目で今行っている実施計画といいますか実施設計の場所には、体育館ですとか柔剣道場、それからグラウンドについてはまだエリアとして入れていないというふうなことでございます。当然、先ほど申し上げました構想の中に入っておりますので、通らないということではなくて今後検討してまいりますと、順序がまだそこまで行っていないということでご理解いただきたいと思います。 ○議長 4番 阿部正任議員。 ◆(阿部正任議員) 先ほど、通りませんでしたと言いましたが、いや、検討しているのか分かりませんと言われたんですかね、そういうことでした。すみませんでした。 もう一つですが、あそこにお年寄りが集まる施設がないんじゃないかなとちょっと思いまして、先ほどの買物バス、市営バスともつながりますが、あそこに市営バスのターミナル的な基地というか待合室を造ってもらって、河西から来た人が公立病院に行って、そこで楯高跡地で休んで、ちょっと買物へ行って夕方帰るとか、そういう施設を造ってくれればお年寄りも高齢者も集まって年齢層もにぎやかになるのではないかなと思いますが、ちょっと夢のような話かと思いますが、バスターミナルのようなものを造ってもらえば、もっと老若男女、様々な人が集まれる施設になるんではないかと思いますが、市長、その辺のことはどうお考えでしょうか。 ○議長 志布市長。 ◎市長 今、病院に行って待っているとか話ありまして、確かにそういうふうになればうれしいかとは思いますが、西側のほう、ここを通るのは1路線しかないんですよね、昔の買物バス、数年前の買物バスしかありません。その買物バスも旧楯高の西側の通りに止まるんですよ。ちょうど半田お医者さんに行く通りのところに、ちょっと先に武田接骨ありますけれども、その間に止まります。ですからグラウンドのすぐ脇に止まるんです。ただ中に入ってターミナル形式というと、ちょっと考えていませんでしたけれども、1路線しかありませんから、ただ中を通るようにすればある程度中で待っていて、そこで、ああ、来たなといって出ていける可能性もありますし、中でいろいろ喫茶店なんか、それもコーナー造りますから、そこで休んでいることもできるので面白いかなと思って検討させていただきますが、今、楯岡でおそば屋さんとかいろいろあるんですよ、おそば屋さんですね。実態は楯岡に2、3人でタクシーで来て、それで病院が終わると、そのそば屋で待ち合わせをして昼飯を食って、30分ぐらいごろっと寝てから帰るという一つのコースになっているんですね。ですから、そういう方が結構いらっしゃると聞いています。そば屋の奥のほうで1時頃寝ているんですよ、次のタクシー呼ぶまで。それは一つのパターンになって、それの需要があるとなると、今度そば屋さんがはやらなくなるとか、いろいろ問題出てきますから、ちょっと難しいんですけれども、今のような発想は面白いんではないかなと思います。 ただ、検討する必要はありますよ。別の場合もありますから、その方々はタクシーで来るんですね。ですからバスではないんですけれども、そういう方々も取り込む方向になるかもしれませんけれども、全然関係ない話ですけれども、そういうこともあるということで検討させていただきます。 ○議長 4番 阿部正任議員。 ◆(阿部正任議員) ぜひ、河西の人たちも楯高跡地に遊びに行けるように、集えるように、ちょっと路線も変えてもらってもいいですか。楯岡駅から楯高跡地前通ってヤマザワ通って公立病院に行くとか、そういうのも考えてもらえれば河西の人も行きやすくなるとは思います。 いずれにしても、老若男女、子どもから青年、お年寄りまで集まれるようなすばらしい施設に楯高跡地なればいいと思います。 これで質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長 4番 阿部正任議員、終わります。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。議事運営に対するご協力に感謝を申し上げます。 本日はこれにて散会いたします。 ご苦労さまでした。     午後2時49分 散会...